From Wikipedia_ja - Reading time: 4 min| 古川駅[* 1] | |
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正面口(2010年6月) | |
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ふるかわ Furukawa | |
![]() | |
| 所在地 | 宮城県大崎市古川駅前大通一丁目7-35 |
| 所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 電報略号 | フル |
| 駅構造 |
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| ホーム | |
| 乗車人員 -統計年度- |
(新幹線)-2022年- 2,260人/日(降車客含まず) (合計)-2022年- 3,986人/日(降車客含まず) |
| 開業年月日 | 1913年(大正2年)4月20日[2][新聞 1] |
| 乗入路線 2 路線 | |
| 所属路線 | ■東北新幹線 |
| キロ程 | 395.0 km(東京起点) |
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◄仙台 (43.2 km) (21.2 km) くりこま高原► | |
| 所属路線 | ■陸羽東線 |
| キロ程 | 9.4 km(小牛田起点) |
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◄陸前谷地 (2.8 km) (2.7 km) 塚目► | |
| 備考 |
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古川駅(ふるかわえき)は、宮城県大崎市古川駅前大通一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
東北新幹線と、在来線の陸羽東線が乗り入れ、接続駅となっている。
本稿では、周辺にある日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地である古川オフレールステーションについても記述する。
古川駅は、1913年(大正2年)に現在の陸羽東線のうち小牛田駅から岩出山駅までの区間が部分開通したのと同時に開業した[2]。開業当時の駅員は運輸担当が13名、保線担当が7名で、この他に赤帽が1名、営業許可された売店が1店舗あった[3]。
こうして営業を始めた古川駅だったが、まもなく一つの問題が発生した。茨城県猿島郡古河町(現・古河市)の東北本線古河駅と駅名が似ているという事で、鉄道荷物が古川駅と古河駅で相互に誤って届くという事が起こるようになった。そこで東京の鉄道管理局は古川駅の駅名を「志田古川駅」に変更することを検討し、またこの他に適切な駅名があればそれへの変更も考慮するとした。これに対して古川が属する志田郡郡長は、志田古川は駅名として不適切であるとし、古河駅の改名を希望した。また、やむなく古川駅を改名する場合として「古川町駅」を第一希望とし、次いで「陸前古川駅」を改称候補として上げた。結果として古川駅は1915年(大正4年)に陸前古川駅(りくぜんふるかわえき)に変更されることになった[3]。
東北新幹線の建設が具体性を帯びてくると、古川市は周辺の自治体と共に新幹線駅実現を目指して政府に働きかけを行い、1971年(昭和46年)に古川駅への新幹線駅設置が決まった[4]。この付近の新幹線駅の場所については、古川駅、北浦駅、小牛田駅の3案があり、それぞれ長短があったが、古川市がこの地域の行政や道路交通の中心であるという判断から、古川駅が選ばれた[5]。新幹線の計画線上に当たった古川駅前の一部の住人は、新幹線ルートの変更を求めて測量を拒否し、このために古川駅周辺での新幹線工事は後回しにされたが、最終的には国鉄と住人の間で妥協が成立し、建設工事は進められることになった[6]。旧来の駅舎から東側へ300メートル程の位置に新しい駅舎が建設され、東北新幹線の開業に先立って1980年(昭和55年)から陸羽東線の駅として供用を開始した。この時に陸前古川駅から古川駅へと再び駅名が戻された。旧来の駅舎は取り壊されて、その跡地は貨物取扱所となった[7]。東北新幹線は1982年(昭和57年)に大宮駅と盛岡駅の間で部分開業し、ここに古川駅は新幹線停車駅となった[8]。
東北新幹線と陸羽東線の線路が直角に交差している[1]。
陸羽東線は地上駅(橋上駅)で、島式ホーム1面2線を持つ。ホームは古川駅移転時の鉄道輸送事情を考慮し約8両分の長さがある。新幹線ホームは3階にある高架駅。本線(通過線)をはさんだ2面3線の構造となっているが、13番線にあたる部分には線路が敷かれていないので、実質的には2面2線の構造になっている。
当駅では、在来線コンコースと新幹線コンコースを直接つなぐ新幹線連絡改札口は設置されておらず、陸羽東線と新幹線の乗換は改札外乗換となる。
小牛田統括センター傘下の直営駅(駅長・副長配置)・管理駅でもあり、陸羽東線の塚目駅 - 中山平温泉駅間の各駅を管理下におく。以前は地区駅として古川地区センターが設置され、石巻駅・小牛田駅・くりこま高原駅の各管理駅を統括していた。
事務管コードは▲231304を使用している[14]。
駅舎の2階には、みどりの窓口、自動券売機、指定席券売機、自動改札機(新幹線・在来線)、待合室、NewDays、VIEW ALTTEがある。このほか駅舎の1階には飲食店などが入居する[新聞 3]。2021年5月1日には、1階西口出入口付近に多目的スペースが開設された[報道 5]。
古川駅1階には1990年にファッション店街の古川ピボットが開業し、1998年に業態転換しショッピングセンター「古川駅食品館ピボット」となった[新聞 6]。しかし、駅周辺の競争激化や新型コロナウイルスの感染拡大の影響から2021年9月30日に閉館した[新聞 6]。
また、1960年代後半から駅構内に立ち食いそば店「古川そば」があったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により売り上げが減少し、駅舎の耐震工事が行われることになったため2023年2月19日に閉店した[新聞 7]。
| 番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 在来線ホーム | ||||
| 1 | ■ 陸羽東線 | 上り | 小牛田方面 | 一部は2番線 |
| 2 | 下り | 鳴子温泉・新庄方面 | ||
| 新幹線ホーム | ||||
| 11 | 下り | 盛岡・新青森・新函館北斗方面 | ||
| 秋田方面 | ||||
| 12 | 上り | 仙台・大宮・東京方面 | ||
(出典:JR東日本:駅構内図)

古川オフレールステーション(略称、古川ORS)は、駅の西側、大崎市古川駅前大通1丁目にあるJR貨物のコンテナ集配基地。ここは移転前の古川駅(当時は陸前古川駅)があった場所の北側である[1]。なお、陸羽東線のJR貨物の第二種鉄道事業は廃止されているため、貨物駅ではなく、貨物列車の発着もない。現在は列車代替のトラック便が1日2往復、仙台貨物ターミナル駅との間に運行されている。
取扱貨物は、コンテナ貨物のみで、12 ftコンテナを取り扱っている。
かつて古川駅は貨物列車が発着していた。しかし1996年にトラック代行輸送に転換され自動車代行駅となり、2002年には陸羽東線のJR貨物の第二種鉄道事業が廃止され、JR貨物古川駅は廃止、施設を流用して古川コンテナセンターが設置された。その後2006年の名称整理の際に古川オフレールステーションに改称している。
JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は3,986人である[利用客数 1]。また、新幹線の1日平均乗車人員は2,260人である[新幹線 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
| 乗車人員推移 | ||
|---|---|---|
| 年度 | 合計 | 新幹線 |
| 2000年(平成12年) | 6,153[利用客数 2] | |
| 2001年(平成13年) | 6,010[利用客数 3] | |
| 2002年(平成14年) | 5,696[利用客数 4] | |
| 2003年(平成15年) | 5,328[利用客数 5] | |
| 2004年(平成16年) | 5,102[利用客数 6] | |
| 2005年(平成17年) | 5,098[利用客数 7] | |
| 2006年(平成18年) | 5,011[利用客数 8] | |
| 2007年(平成19年) | 5,010[利用客数 9] | |
| 2008年(平成20年) | 4,826[利用客数 10] | |
| 2009年(平成21年) | 4,554[利用客数 11] | |
| 2010年(平成22年) | 4,403[利用客数 12] | |
| 2011年(平成23年) | 4,339[利用客数 13] | |
| 2012年(平成24年) | 4,764[利用客数 14] | 2,688[新幹線 2] |
| 2013年(平成25年) | 4,964[利用客数 15] | 2,818[新幹線 3] |
| 2014年(平成26年) | 4,784[利用客数 16] | 2,736[新幹線 4] |
| 2015年(平成27年) | 4,785[利用客数 17] | 2,776[新幹線 5] |
| 2016年(平成28年) | 4,766[利用客数 18] | 2,784[新幹線 6] |
| 2017年(平成29年) | 4,868[利用客数 19] | 2,869[新幹線 7] |
| 2018年(平成30年) | 4,879[利用客数 20] | 2,846[新幹線 8] |
| 2019年(令和元年) | 4,704[利用客数 21] | 2,748[新幹線 9] |
| 2020年(令和2年) | 3,385[利用客数 22] | 1,830[新幹線 10] |
| 2021年(令和3年) | 3,582[利用客数 23] | 1,936[新幹線 11] |
| 2022年(令和4年) | 3,986[利用客数 1] | 2,260[新幹線 1] |

周辺には大崎市の中心市街地古川の街並みが広がる。
1987年、旧古川市主導で駅前10.4haの区画整理事業が完成[新聞 8]。しかし、バブル崩壊や郊外型店舗の進出で商業施設の進出は進まず、2001年には古川サティが閉店した[新聞 8]。市は1999年に中心市街地活性化基本計画を策定し、緒絶(おだえ)川周辺地区を広域中心商業業務地区としたが開発は進まなかった[新聞 8]。
その後は駅西側周辺部の活性化を図るべく、付近の商店街や、まちづくり会社である台町TMC株式会社を主体として、老朽化の激しい建物を取り壊し、新しい施設を造成するといった再開発事業が進められている。また、2006年3月18日には、駅から徒歩5分という好立地に、再開発商業施設である複合施設型シネマコンプレックス、シネマ・リオーネ古川がオープンした。市街地と反対の南東側には『イオン古川店』がある。
ミヤコーバス、ジェイアールバス東北、オリオンバスが運行する路線バスや高速バスが乗り入れている。また、大崎市民病院へとアクセスするシャトルバスも発着する。
のりばは1 - 8、10の計9のりばが設置されている。2021年3月現在、1番のりばに発着するバスは設定されていない。また、10番のりばは降車専用となっている。
ミヤコーバス、美里町住民バスが乗り入れている。
当駅の新幹線駅としての営業キロは東北本線小牛田駅のものを準用している。この関係で、仙台駅以遠と一ノ関駅以遠の相互を発着点とする乗車券においては、仙台駅・一ノ関駅間において、当駅(東北新幹線)・小牛田駅(東北本線)のいずれを経由する乗車券であっても他の経路を利用できる選択乗車が設定されている[16](後述の「仙台近郊区間」内相互発着のケースを除く)。
一方、当駅を発着点とする乗車券の場合は仙台駅以遠・一ノ関駅以遠との間で経路通りの乗車券を購入すると、新幹線を利用した場合と在来線(小牛田駅経由)を利用した場合では、当駅を経由する部分で東北新幹線が在来線(東北本線)と別線扱いになるため、運賃が異なることがある(他の経路を使用すると、実際の経路の運賃が券面よりも高い場合には差額の支払が必要になる)。
以前は当駅と小牛田駅を挟んだ区間には仙台駅以遠および一ノ関駅以遠との間に選択乗車が設定されており、運賃が異なっても新幹線経由の乗車券で小牛田駅経由、小牛田駅経由の乗車券で新幹線を利用することができたが、2014年4月1日の「仙台近郊区間」設定と同時に選択乗車制度は廃止された。また、東北新幹線が「仙台近郊区間」に含まれていないため、「仙台近郊区間」内の各駅と当駅を発着点とする乗車券の場合、陸羽東線経由の乗車券では新幹線は利用できず、小牛田経由と新幹線経由で運賃が異なる場合がある。他の「仙台近郊区間」内各駅間相互発着で陸羽東線から当駅を経由する乗車券でも、東北新幹線は利用できない。