えすとえむは、日本の漫画家。
京都精華大学大学院修了[1]。2006年に『ショーが跳ねたら逢いましょう』でデビュー。『うどんの女』で「このマンガがすごい!2012オンナ編」第3位。当初はボーイズラブ誌を主に活動の場にしていたが、2020年現在、ジャンルの垣根を作らず創作活動を行っている。
学生時代の恩師[2]、レイチェル・ソーンによる英訳版が北米で流通している。2008年、『ショーが跳ねたら逢いましょう』と『愚か者は赤を嫌う』はAurora Publishingから、『エイジ・コールド・ブルー』はNet Comicsからそれぞれ発行された。コミコン・インターナショナルにて『愚か者は赤を嫌う』が"best adult manga of the year"にノミネートされた[3]。
オノ・ナツメと友人関係にあり、ともに酒好きである[4]。
宝塚歌劇団のファンで、東京都在住であったが宝塚好きが高じ、2021年に兵庫県宝塚市に移住[5]。特に月組を贔屓にしていると公言している[6][7]。
2021年8月11日から29日には、漫画家生活15周年を記念した初の企画展「FIESTA!!」が東京都のヴァニラ画廊で開催された[8]。
- ショーが跳ねたら逢いましょう(2006年、東京漫画社)
- エイジ・コールド・ブルー(2008年、東京漫画社)
- 愚か者は赤を嫌う(2008年、宙出版)
- キネイン!(2009年、東京漫画社)
- ULTRAS(2009年、東京漫画社)
- 作品ナンバー20(2009年、リブレ出版)
- このたびは(2010年、祥伝社)
- はたらけ、ケンタウロス!(2011年、リブレ出版)
- equus -エクウス-(2011年、祥伝社)
- Golondrina ゴロンドリーナ(2011年 - 、月刊IKKI、小学館、既刊5巻)
- うどんの女(2011年[9] - 、『FEEL YOUNG』2011年1月号[10] - 2011年6月号[11]、2022年8月号[12] - 連載中、祥伝社、既刊3巻)
- ハッピーエンドアパートメント(2011年、リブレ出版)
- やがて、藍になる(2011年、東京漫画社)
- クシュラル(2012年、祥伝社)
- IPPO(2012年、集英社)
- その男、甘党につき(2013年、「ぽこぽこ」、太田出版)[13][14]
- エバーアフター(2014年、祥伝社)
- いいね!光源氏くん(2015年 - 2021年、『FEEL YOUNG』2015年12月号 - 2021年5月号、祥伝社、全5巻) ※2020年テレビドラマ化[15][16]
- CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常(2018年 - 、「コミックタタン」2018年[17] - 連載中、徳間書店)
- 王様の耳〜秘密のバーへようこそ〜(2021年 - 、『女性セブン』2021年18号[18] - 2024年17号[19]、小学館、既刊5巻)
- 越智月子「モンスターU子の嘘」(2012年、小学館)