きゃらぶき

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きゃらぶき
きゃらぶき
別名 伽羅蕗
種類 佃煮
発祥地 日本の旗 日本
主な材料
  • フキ
  • 醤油
  • 砂糖
  • 味醂
食物エネルギー
(10gあたり)
6.4 kcal (27 kJ)[1]
栄養素
(10gあたり)
タンパク質 0.1 g
脂肪g
炭水化物 1.45 g
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きゃらぶきフキ佃煮[2][3]日本の伝統的な保存食の1つ[4]ツワブキを用いて作られることもある[4]

灰汁抜きしたフキの茎を醤油味醂砂糖の煮汁で長時間煮込んだ料理[2][5]

天むすの添え物として利用されることが多い[6]

季語としては、初夏(太陽暦5月、旧暦4月)の季語となる。

由来と発祥

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醤油で食材を煮た料理は濃い茶色、伽羅色に仕上がることから「伽羅煮」と呼ばれることが多いが、本品もそういった伽羅煮の1つである[4]。漢字表記では「伽羅蕗」となる。

きゃらぶきがいつ頃から作られるようになったのかは定かではないが、伽羅牛蒡金平牛蒡)、「あわびの干煮貝伽羅作り」といった伽羅煮の料理は元禄文化時代の文献、『茶湯献立指南』(元禄9年、1696年、遠藤元閑著)などに確認できることから、きゃらぶきの成立も元禄年代に遡れるのではないかと考えられている[7]

出典

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  1. ^ きゃらぶきの栄養素・カロリー”. Eatreat. 2022年7月4日閲覧。
  2. ^ a b 神野栄子「フキの佃煮=きゃらぶき」『「ふくしま」のおばあちゃんが教える美味しい漬け物の作り方』KKロングセラーズ、2021年。ISBN 978-4845451326 
  3. ^ たくまたまえ『たまちゃんの保存食 季節を楽しむ12カ月の台所仕事』マイナビ、2015年、22頁。ISBN 978-4839954765 
  4. ^ a b c 稲吉永恵 (2022年3月18日). “日本伝統の保存食「きゃらぶき」の作り方。ふきをおいしく楽しもう!”. macaroni. 2022年7月4日閲覧。
  5. ^ 伊藤汎監修『砂糖の文化誌 -日本人と砂糖』八坂書房、2008年、61頁。ISBN 978-4896949223 
  6. ^ 『楽楽 名古屋・瀬戸・三河』JTBパブリッシング、2014年、53頁。ISBN 978-4533097676 
  7. ^ 川上行蔵、小出昌洋『完本日本料理事物起源』 第1巻、岩波書店、2006年、397頁。ISBN 978-4000242400 

Licensed under CC BY-SA 3.0 | Source: https://ja.wikipedia.org/wiki/きゃらぶき
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