この項目では、星座について説明しています。占星術でのしし座については「獅子宮 」をご覧ください。
しし座 ( ししざ、ラテン語 : Leo ) は、現代の88星座 の1つで、プトレマイオスの48星座 の1つ[ 2] 。黄道十二星座 の1つで、ライオン をモチーフとしている[ 1] [ 2] 。天の赤道 に近い位置にあり、地球上のどこからでも観望可能である。
α星レグルス は、全天に21個あるとされる1等星[ 注 1] の1つで、その中では最も暗い。2等星のβ星デネボラ は春の大三角 と呼ばれる正三角形 に近い形をしたアステリズム の一角を成している。また、レグルスを含むライオンの頭部の星を7つ繋いだアステリズムは「ししの大鎌 」と呼ばれている。
天の川 から離れた位置にあるため目立つ星団や星雲はないが、しし座のトリオ銀河 と呼ばれる3つの銀河 を始め、双眼鏡や口径の小さな望遠鏡で観測できる銀河が多い。また、天の川銀河 の伴銀河 が複数発見されている。
γ星付近に放射点 を持つしし座流星群 は、約33年の周期で活発な活動を見せることで知られ、2001年 には1時間あたり1,000個を超える流星嵐 が観測された[ 8] 。
天の赤道 を跨ぐように位置している[ 3] ため、地球上のどこからでも星座の一部を見ることができる。うみへび座 ・おとめ座 ・おおぐま座 と面積の広さ上位3つの星座と境界を接しており[ 9] 、しし座自体も全天88星座の中で12番目に大きい[ 5] 。20時正中 は4月下旬頃[ 4] で、北半球 では春の代表的な星座 とされる[ 10] 。
β星デネボラ と、うしかい座 のα星アルクトゥールス 、おとめ座 のα星スピカ が形作る三角形は春の大三角 と呼ばれる[ 11] [ 注 2] 。ライオンの頭部にあたる λ-ε-μ-ζ-γ-η-αの7星を繋いだ「? 」を裏返したような星の並びは「ししの大鎌 (英 : The Sickle )」と呼ばれる[ 10] 。
アルプス の山上に輝く星々。画像左端に「?」をひっくり返したように星が並んだ「ししの大鎌 (The Sickle)」が写っている。
現在のしし座の領域にある星々は、バビロニア の時代からライオンと見なされており、これがしし座の起源となったと考えられている[ 15] 。このライオンの星座は、早い時代には「高貴な大型肉食獣」を意味する Mul Ur-mah 、紀元前2千年紀 の半ばからは「偉大な大型肉食獣」を意味する Mul Ur-Gu-la と呼ばれていた[ 15] 。この星座は王権を象徴する星座であったと考えられており、ライオンの姿全体としては王国を、現在のα星レグルスは王そのものを表していたとされる[ 15] 。
このライオンの星座がいつ頃地中海世界に伝わったかは定かではないが、紀元前4世紀 の古代ギリシアの天文学者クニドスのエウドクソス の著書『パイノメナ (古希 : Φαινόμενα )』に記された星座のリストに既にしし座の名前が上がっていたとされ、エウドクソスの著述を元に詩作されたとされる紀元前3世紀 前半のマケドニア の詩人アラートス の詩篇『パイノメナ (古希 : Φαινόμενα )』では λέων (Leon) という名称で登場する[ 16] 。しし座についてアラートスは、おおぐま座 の後ろ足の下のほうにあり、太陽がかに座 を過ぎてこの星座に入る頃になると夏の盛りとなり麦が残らず刈り取られる、としている[ 16] [ 17] 。
紀元前3世紀 後半の天文学者エラトステネース の天文書『カタステリスモイ (古希 : Καταστερισμοί )』や1世紀 初頭の古代ローマ の著作家ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス の『天文詩 (羅 : De Astronomica )』では「ライオンは百獣の王であることからゼウスがそれを称えて星座としたものだ」とする説が第一に示されており[ 18] [ 19] 、異説としてロドスのペイサンドロス の伝える話として、ヘーラクレース の12の功業の最初に登場するネメア のライオン であるとする説にも触れている[ 18] [ 19] 。
エラトステネースやヒュギーヌス、プトレマイオスは、ライオンの尾の先にある三角形を成す星々を「ベレニケの髪束」と呼ぶと伝えている[ 2] [ 18] [ 19] 。このベレニケとは、紀元前3世紀中頃古代エジプト プトレマイオス朝 の王プトレマイオス3世エウエルゲテス の妻のベレニケ2世 のことで、プトレマイオス3世に仕えた数学者サモスのコノン と宮廷詩人 カリマコス によって綴られたベレニケの髪の毛に関する伝承にちなんで名付けられたものである[ 18] [ 19] 。特にヒュギーヌスは、ライオンよりもむしろベレニケのほうに紙幅を割いて紹介している[ 18] [ 19] 。ベレニケの髪束とされた星々は、16世紀 にドイツの数学者・地図製作者のカスパル・フォペル によって BERENICES CRINIS として独立した星座とされ、現在はかみのけ座 の一部となっている[ 20] 。
17世紀にドイツの法律家ヨハン・バイエルが刊行した星図『ウラノメトリア』に描かれたしし座。
この星座に属する星の数について、エラトステネースとヒュギーヌスは19個、帝政ローマ 期2世紀 頃のクラウディオス・プトレマイオス の天文書『ヘー・メガレー・スュンタクスィス・テース・アストロノミアース (古希 : ἡ Μεγάλη Σύνταξις τῆς Ἀστρονομίας )』、いわゆる『アルマゲスト 』では27個とされた[ 18] 。これらより大きく時代を下った17世紀 初頭のドイツ の法律家 ヨハン・バイエル は、1603年 に刊行した星図『ウラノメトリア 』で、α から ω までのギリシャ文字 24文字とラテン文字 15文字の計39文字を用いて43個の星に符号を付した[ 21] [ 22] [ 23] [ 注 3] 。
1922年 5月にローマ で開催された国際天文学連合 (IAU) の設立総会で現行の88星座が定められた際にそのうちの1つとして選定され、星座名は Leo 、略称も同じく Leo と正式に定められた[ 24] 。
紀元前500年 頃に製作された天文に関する粘土板文書『ムル・アピン (英語版 ) (MUL.APIN)』では、天空に3つある層のうち最上層の「エンリルの道」に置かれた、8番目の「ライオン」、9番目の「王」、10番目の「ライオンの尾」が現在のしし座と対応しているとされる[ 25] 。
バビロニアのライオンの星座がどれほどの大きさであったかは不明だが、後世のアラビア世界に伝わったライオンの星座は、現代に伝わるしし座よりもはるかに大きな星座であったと考えられている[ 26] 。このアラビアの星座は、現代の星座で言えば、ふたご座 の頭部の2星から始まり、こいぬ座 、かに座 、しし座 、おとめ座 、りょうけん座 、うしかい座 、からす座 にまでまたがる、巨大なライオンの姿であったとされる[ 26] [ 27] 。このことは、10 -11世紀 ホラズム の学者ビールーニー の歴史書『過去の足跡』に記された月宿 28宿において第7宿から第14宿に至るまでの8宿にわたってライオンの体の部分を示す名前が付けられていたことからも推察される[ 26] 。このイスラムの月宿 マナージル・アル=カマルでは、第10宿から第12宿までが現在のしし座の星と対応している[ 28] 。ζ・γ・η・α の4星が第10月宿の「アル=ジャブハ」、θ・δ が第11月宿の「アッ=ズーブラ」、β が第12月宿の「アッ=サルファ」に、それぞれ対応するとされる[ 28] 。
アラビアに伝わる新旧のライオンの星座絵。黄色に塗られた大きなライオンがバビロニア由来の巨大なライオンの星座、オレンジに塗られた小さいほうのライオンが古代ギリシアを経て伝わったライオンの星座である。大きなほうのライオンの左前足の2つの星はふたご座のカストル とポルックス 、右前足の星はプロキオン 、左後ろ足の星はアルクトゥールス 、右後ろ足の星はスピカ である。
18世紀中国清代の『欽定古今図書集成 』に描かれた太微垣 の星々。
ドイツ人宣教師イグナーツ・ケーグラー (英語版 ) (戴進賢)らが編纂し、清朝 乾隆帝 治世の1752年 に完成・奏進された星表『欽定儀象考成』では、しし座の星は、三垣 の1つ「太微垣 」と、二十八宿 の南方朱雀 七宿の第三宿「柳宿 」、第四宿「星宿 」に配されていたとされる[ 30] 。
太微垣では、β・HD 102660・(不明)・95・HD 102910 の5星が星官 「五帝座」に、93番星が諸王の嫡子 を表す星官「太子」に、92番星が天子の近侍 を表す星官「従官」に、72番星が皇帝の親衛隊 を表す星官「虎賁」に、54・51 が士大夫 を表す「少微」に、46・52・53・48 が長城 を表す星官「長垣」に、χ・59・58 が天文台 を表す星官「霊台」に、τ・υ・87 が天子が政教を明らかにする殿堂を表す「明堂」に、それぞれ配された[ 30] 。また、太微垣の右の城壁を表す星官「紫微右垣」では、σ が西上将、ι が西次将、θが西次相、δ が西上相とされた[ 30] 。
柳宿では、ψ・ξ・ω の3星が酒の製造・販売を管理する酒官を示す旗を表す星官「酒旗」に配された[ 30] 。星宿では、HD 83630・15・κ・λ・ε・μ・ζ・γ1 ・η・α・ο・ρ・31 の13星がやまねこ座 の4星とともに黄帝 を表す星官「軒轅」に、HD 86012 がこじし座 の3星とともに法官を表す星官「内平」に配された[ 30] 。
19世紀イギリスの星座カード集『ウラニアの鏡 』に描かれたしし座とこじし座 。
エラトステネースの『カタステリスモイ』やヒュギーヌスの『天文詩』では、紀元前7世紀 の叙事詩人ロドスのペイサンドロスの伝える話としてヘーラクレースに倒されたネメアーのライオン であるとする説が紹介されているが、ただヘーラクレースが素手でライオンを絞め殺したことが語られるのみで伝承の詳細は語られていない。また、ペイサンドロスの叙事詩『ヘラクレイア (古希 : Ἡράκλεια )』も散逸して、その内容の詳細は不明である。伝アポロドーロス の『ビブリオテーケー (古希 : Βιβλιοθήκη )』では以下の話が伝えられている[ 31] 。
女神ヘーラー に狂気を吹き込まれて我が子とイーピクレース の子を炎に投げ入れて殺してしまったヘーラクレースは、自らをテーバイ から追放し、デルポイ に赴いてどこに住むべきかを神に問うた。そこで得られた神託は「ティーリュンス に住み、ミュケーナイ の王エウリュステウス に12年間仕えて、命ぜられる十の仕事を行ない、この功業が成った後には不死となるであろう」というものであった。このときまで「アルケイデース」という名前であった彼は、このとき初めてヘーラクレースという名で呼ばれたという。これを聞いてエウリュステウスの下に赴いたヘーラクレースは、第一にネメアーのライオンの革を持ってくることを命ぜられた。このライオンはテューポーン の子供で、不死身であった。ネメアーでライオンを探し出したヘーラクレースは、まず弓でライオンを射たが効き目がなかった。彼は棍棒を振りかざしてライオンを追い、洞穴に追い込み、顎に腕を巻きつけて絞め殺した[ 注 4] 。ヘーラクレースは倒したライオンを持ってミュケーナイに赴いたが、彼を恐れたエウリュステウスはヘーラクレースに市内に入ることを禁じた[ 31] 。
世界で共通して使用されるラテン語の学名は Leo 、日本語の学術用語としては「しし 」とそれぞれ正式に定められている。現代の中国でも狮子座 (獅子座[ 34] )と呼ばれている。
明治初期の1874年 (明治7年)に文部省 より出版された関藤成緒 の天文書『星学捷径』で「レオ 」という読みと「獅子 」という解説が紹介された[ 35] 。これ以降 Leo の日本語名は「獅子」が定着しており、30年ほど時代を下った明治後期、1908年 (明治41年)7月に刊行された日本天文学会 の会報『天文月報』の第1巻1号に掲載された「四月の天」と題した記事でも「獅子」という星座名が確認できる[ 36] 。この訳名は、東京天文台 の編集により1925年 (大正14年)に初版が刊行された『理科年表 』にも「獅子(しし) 」として引き継がれており[ 37] 、1944年 (昭和19年)に天文学用語が見直しされた際も変わらず「獅子(しし) 」が使われた[ 38] 。戦後の1952年 (昭和27年)7月に日本天文学会が「星座名はひらがなまたはカタカナで表記する」とした際に「しし 」とされ[ 40] 、以降もこの呼称が継続して用いられている。
岐阜県 揖斐郡 横蔵村 (現・揖斐川町 )には、獅子の頭部を成す λ・ε・μ・ζ・γ・η・α の7星が形作る「؟」のような形状を樋 をかける金具に見立てた「トイカケボシ (樋掛け星)」という呼称が伝わっていた[ 41] 。また、京都府 の天橋立地方には、しし座の頭部をはずみ車 、下半身を紡錘 として、しし座全体を糸車 に見立てた「イトカケボシ (糸掛け星)」という呼称が伝わっていた[ 41] [ 42] [ 43] 。星の和名で知られる野尻抱影 は、両者の類似性に着目して相互に関連があって一は他の転訛であるかもしれない。 としていた[ 42] が、伝承資料が少なく定かではない[ 41] 。
江戸時代 には、φ・ξ・ω の3星が「サカボシ(酒星)」と呼ばれていた[ 42] 。これは中国の星官「酒旗」をそのまま充てたもので、文人に好まれて俳句に詠まれることもあった[ 42] [ 44] 。
1等星のα星レグルス以外に、β星、γ星の2つの2等星がある。
2024年 1月現在、国際天文学連合 (IAU) によって13個の恒星に固有名が認証されている[ 45] 。
α星
太陽系 から約77.5 光年 の距離にある、見かけの明るさ 1.40 等、スペクトル型 B8IVn の準巨星 で、1等星[ 46] 。しし座で最も明るい恒星で、全天21の1等星の1つ。主星Aと白色矮星 のペアと、スペクトル型 K2V のB星と M4V のC星の赤色矮星 のペアの、2つの連星系 からなる多重星系であると考えられている[ 47] 。
A星には、「小さな王」を意味する言葉に由来する[ 48] 「レグルス [ 9] (Regulus[ 45] )」という固有名が認証されている。
β星
太陽系から約36.2 光年の距離にある、見かけの明るさ2.13 等、スペクトル型 A3Va のA型主系列星 で、2等星[ 49] 。アルクトゥールス・スピカとともに春の大三角 を形作っている。変光星 としては脈動変光星 のたて座デルタ型変光星 の中でも変光の振幅が0.1等級未満のグループであるDSCTC型に分類されており、0.025 等級の振幅で変光していると見られている[ 50] 。1987年 にはアメリカ・オランダ・イギリスが共同開発した赤外線宇宙望遠鏡IRAS による観測でデブリ円盤 (英語版 ) の存在を示唆する赤外超過 が検出された[ 51] 。2010年 の研究では、デブリ円盤の中央から半径1 天文単位 (au) はデブリが比較的少なく、半径2-3 auには約600K の塵のリング状構造、そして5-55 auまで広がる約120Kの塵の帯という複雑な構造があることが明らかにされた[ 52] 。
A星には、アラビア語 で「獅子の尾」を意味する言葉に由来する[ 48] 「デネボラ [ 9] (Denebola[ 45] )」という固有名が認証されている。
γ星
見かけの明るさ2.37 等[ 53] 、スペクトル型 K1-IIIFe-1[ 54] のA星 (γ1 ) と見かけの明るさ3.64 等[ 53] 、スペクトル型 G7IIIb[ 54] のB星 (γ2 ) からなる連星系[ 53] 。A星とB星は、互いの共通重心を約510.3 年の周期で公転していると見られている[ 55] 。2010年には、A星の周囲に軌道長半径 1.19± 0.02 au 、軌道離心率 0.144± 0.046 の公転軌道を428.5日の公転周期で周回する惑星質量の天体 γ1 Leo b が存在するとした研究が発表された[ 56] 。γ1 Leo b の質量は 66.2+64.7 −57.0 M J (木星質量 )と見積もられており、巨大ガス惑星 または褐色矮星 と推測されている[ 57] 。
γ1 星には、イスラム の月宿 マナージル・アル=カマルの第10月宿に由来する[ 48] 「アルギエバ [ 9] (Algieba[ 45] )」という固有名が認証されている。
δ星
太陽系から約57.7 光年の距離にある、見かけの明るさ2.53 等、スペクトル型 A5IV(n) の準巨星で、3等星[ 58] 。ギリシア語 でガードルや腰布を意味する言葉に由来する[ 48] 「ゾスマ [ 9] (Zosma[ 45] )」という固有名が認証されている。
ζ星
太陽系から約232 光年の距離にある、見かけの明るさ3.41 等、スペクトル型 F0IIIa の巨星 で、3等星[ 59] 。5.5′離れた位置に見える6.03 等のB星(しし座35番星)とは見かけの二重星 の関係にあるが、A星自体が分光連星であると考えられている[ 60] 。太陽系近傍の運動星団 であるおおぐま座運動星団 のメンバーと考えられている[ 61] 。
Aa星には、アラビア語で「髪の毛の束」を意味する言葉に由来する[ 48] 「アダフェラ [ 9] (Adhafera[ 45] )」という固有名が認証されている。
θ星
太陽系から約161 光年の距離にある、見かけの明るさ3.35 等、スペクトル型 A2IV の準巨星で、3等星[ 62] 。イスラムの月宿マナージル・アル=カマルの第11月宿に由来する[ 48] 「シェルタン [ 9] (Chertan[ 45] )」という固有名が認証されている。
λ星
太陽系から約373 光年の距離にある、見かけの明るさ4.31 等、スペクトル型 K4.5III の赤色巨星 で、4等星[ 63] 。イスラムの月宿マナージル・アル=カマルの第9月宿に由来する[ 48] 「アルテルフ [ 9] (Alterf[ 45] )」という固有名が認証されている。
μ星
太陽系から約125 光年の距離にある、見かけの明るさ3.88 等、スペクトル型 K2IIIbCN1Ca1 の赤色巨星で、4等星[ 64] 。2014年 に、軌道長半径 1.1± 0.1 au の公転軌道を357.8日の公転周期で周回する 2.4± 0.4 M J の太陽系外惑星 μ Leo b が存在するとした研究が発表された[ 65] 。アラビア語で「ライオンの頭の北側の部分」を意味する言葉に由来する[ 48] 「ラサラス [ 9] (Rasalas[ 45] )」という固有名が認証されている。
ο星
太陽系から約135 光年の距離にある、見かけの明るさ3.52 等の分光連星 [ 66] 。F型の巨星AaとA型主系列星Abが互いの共通重心を14.498日の周期で公転していると考えられている[ 67] 。Aa星には、イスラムの月宿マナージル・アル=カマルの第11月宿に由来する[ 48] 「スブラ [ 9] (Subra[ 45] )」という固有名が認証されている。
HD 96063
太陽系から約454 光年の距離にある、見かけの明るさ8.254 等、スペクトル型 G6V のG型主系列星 で、8等星[ 68] 。IAUの100周年記念行事「IAU100 NameExoWorlds 」でトリニダード・トバゴ共和国 に命名権が与えられ、主星は Dingolay 、太陽系外惑星は Ramajay と命名された[ 69] 。
HD 99109
太陽系から約179 光年の距離にある、見かけの明るさ9.06 等、スペクトル型 G8/K0IV のG型主系列星で、9等星[ 70] 。IAUの100周年記念行事「IAU100 NameExoWorlds」でパキスタン・イスラム共和国 に命名権が与えられ、主星は Shama 、太陽系外惑星は Perwana と命名された[ 69] 。
HD 100655
太陽系から約451 光年の距離にある、見かけの明るさ6.438 等、スペクトル型 G9III の巨星で、6等星[ 71] 。IAUの100周年記念行事「IAU100 NameExoWorlds」で台湾 に命名権が与えられ、主星は Formosa 、太陽系外惑星は Sazum と命名された[ 69] 。
HD 100777
太陽系から約162 光年の距離にある、見かけの明るさ8.42 等、スペクトル型 G8V のG型主系列星で、8等星[ 72] 。IAUの100周年記念行事「IAU100 NameExoWorlds」でネパール に命名権が与えられ、主星は Sagarmatha 、太陽系外惑星は Laligurans と命名された[ 69] 。
グリーゼ436
太陽系から約31.9 光年の距離にある、見かけの明るさ10.613 等、スペクトル型 M3V の赤色矮星で、11等星[ 73] 。2022年 に開催されたIAUの太陽系外惑星命名キャンペーン「NameExoWorlds 2022」でアメリカ合衆国 のグループからの提案が採用され、主星にはチェロキー の言葉で「星」を意味する言葉に由来する Noquisi 、系外惑星bは「ワシ 」を意味する言葉に由来する Awohali とそれぞれ命名された[ 74] 。
このほか、以下の恒星が知られている。
ε星
太陽系から約227 光年の距離にある、見かけの明るさ2.98 等、スペクトル型 G1IIIa の巨星で、3等星[ 75] 。
κ星 :太陽系から約200 光年の距離にある、見かけの明るさ4.46 等、スペクトル型 K2IIIb の赤色巨星で、4等星[ 76] 。
R星
太陽系から約232 光年の距離にある、スペクトル型 M7-9e のミラ型変光星 [ 77] 。309.95 日の周期で、4.4 等から11.3 等の範囲で見かけの明るさを変えている[ 78] 。最大光度では肉眼でも見える明るさとなるため、アメリカ変光星観測者協会 (AAVSO) の「観測しやすい星」のリストにも挙げられている[ 79] 。
AQ星
太陽系から約9,133 光年の距離にある、スペクトル型 kA5hF3.5 の脈動変光星[ 80] 。変光星としてはこと座RR型変光星 のサブタイプのRR(B)型またはRRd型のプロトタイプとされており[ 81] 、B等級では0.5497808 日の周期で12.37 等から13.15 等の範囲で明るさを変えている[ 82] 。
ウォルフ359
太陽系から約7.86 光年の位置にある、見かけの明るさ13.507 等、スペクトル型 dM6 の赤色矮星 [ 83] 。ケンタウルス座α星系 、バーナード星系 に次いで、太陽系に3番目に近い恒星系である。2019年 に、2つの太陽系外惑星候補を検出したとする研究結果がarXiv に投稿された[ 84] が、その後の追観測では主星に近い位置にあるとされた Wolf 359 c の存在可能性は否定されており、外側にあるとされた Wolf 359 b の存在も未確定のままである[ 85] [ 86] 。変光星としては、回転変光星 の「りゅう座BY型変光星 (BY)」と爆発型変光星 の「くじら座UV型変光星 (UV)」(閃光星、フレア星)に分類されており、恒星黒点 や彩層活動 といった表面輝度のムラと突発的な恒星フレアの発生によって明るさを変えている[ 87] 。
DP星
太陽系から約1,036 光年の距離にある[ 88] 、強力な磁場を持つ白色矮星の主星と赤色矮星の伴星からなる連星系[ 89] 。主星の強力な磁場によって、主星の自転周期と連星系の公転周期が同期している[ 90] 。この強力な磁場は、伴星からの降着流による降着円盤 の形成を妨げ、降着流を主星の磁極付近に衝撃波を伴いながら激しく降着させることで、強いX線を放出させている[ 90] [ 91] 。また、降着流中の電子からは強力な磁場を受けたサイクロトロン放射 により可視光や赤外線を放出している[ 91] 。このような連星系は「強磁場激変星 」または「ポーラー (英 : Polar )」と呼ばれる[ 91] 。2009年 には、この連星の周囲を公転する周連星惑星 DP Leo (AB) b が検出された[ 92] 。DP Leo (AB) b の質量は 6.05± 0.47 M J で、連星から 8.19± 0.39 au 離れた軌道を公転していると見積もられている[ 93] 。
18世紀 フランス の天文学者シャルル・メシエ が編纂した『メシエカタログ 』に挙げられた銀河が5つ位置している[ 6] [ 注 5] 。また、パトリック・ムーア (英語版 ) がアマチュア天文家の観測対象に相応しい星団・星雲・銀河を選んだ「コールドウェルカタログ 」に渦巻銀河 NGC 3626が選ばれている[ 94] 。θ星シェルタンの南に見える M65・M66・NGC 3628 の3つの銀河は しし座のトリオ銀河 [ 95] (英 : Leo Triplet ) と呼ばれている[ 96] 。
しし座の領域には、局所銀河群 に属する矮小銀河 が複数発見されている[ 97] 。このうち、矮小楕円体銀河 のしし I・しし II・しし IV・しし V は天の川銀河 のサブグループに属しており、天の川銀河からもアンドロメダ銀河 からも離れた位置に矮小不規則銀河 のしし A がある[ 97] 。
M65
天の川銀河 から約3990万 光年[ 98] の距離にある渦巻銀河[ 99] 。近くに見えるM66とともにシャルル・メシエが発見し、1780年 3月1日 にカタログに記載した[ 100] 。しかし、19世紀イギリスの天文学者ウィリアム・ヘンリー・スミス が、M65とM66の発見者をピエール・メシャン であるとしたため、1960年に正される以前はメシャンの発見とされていた[ 100] 。2013年 3月21日 には、日本のアマチュア天文家菅野松男 がII型超新星 SN2013am を発見した[ 101] 。菅野はこの発見により、彗星 ・新星 ・超新星 の「新天体発見三冠」を達成している[ 102] 。
M66
天の川銀河から約3140万 光年[ 103] の距離にある渦巻銀河[ 104] 。M65と同じく、発見者のメシエによって1780年3月1日にカタログに記載された[ 105] 。M66グループとも呼ばれるしし座のトリオ銀河の中で最も規模の大きな銀河。非対称的な渦状腕 を持っており、銀河核は銀河円盤の中心からずれた位置にあるように見える[ 106] [ 107] 。これらの異常な構造は、M65とNGC 3628からの重力相互作用によって歪められた結果である可能性が高いとされている[ 106] [ 107] 。
M95
天の川銀河から約3240万 光年[ 108] の距離にある棒渦巻銀河 [ 109] 。1781年 3月20日 にフランスの天文学者ピエール・メシャン が発見した[ 110] 。M96・M105 などとともにM96銀河群 (英 : M96 group ) と呼ばれる銀河の小集団を形成している[ 111] 。銀河中心の棒状構造のすぐ外側に明るい環状の構造が存在しており、星形成バーストによって輝いて見えると考えられている[ 112] 。
M96
天の川銀河から約3540万 光年[ 113] の距離にある棒渦巻銀河[ 114] 。M95と同じ1781年3月20日にメシャンが発見した[ 115] 。M96銀河群に属する銀河の中で最も明るく見える[ 115] 。
M105
天の川銀河から約3610万 光年[ 116] の距離にある楕円銀河 [ 117] 。M95とM96の発見から4日後の1781年3月24日にメシャンが発見した[ 118] 。元々メシエのカタログには記載されていなかったが、メシャンがベルリン の王立科学アカデミー のヨハン・ベルヌーイ3世宛てに送った1783年 5月6日 付の手紙にこの銀河のことが記述されていることを発見したカナダの天文学者ヘレン・ソーヤー・ホッグ によって、1947年 にM106 ・M107 とともにメシエ天体 に追加された[ 118] 。ライナー型 の活動銀河核 (AGN) があることで知られ[ 117] 、ハッブル宇宙望遠鏡 による可視光 と近赤外線 波長での観測結果から銀河中心には 200× 106 M ☉ 以上の質量を持つ超大質量ブラックホール が存在すると推測されている[ 119] 。
NGC 3626
天の川銀河から約5790万 光年[ 120] の距離にある渦巻銀河[ 121] 。コールドウェルカタログの40番に選ばれている[ 94] 。1784年 にウィリアム・ハーシェル が発見した[ 122] 。コールドウェル天体の中では最も小さな部類に入るため、小望遠鏡では見ることが難しく、口径25 センチメートル以上の望遠鏡での観測が望ましいとされている[ 123] 。
NGC 3628
天の川銀河から約3200万 光年[ 124] の距離にある棒渦巻銀河[ 125] 。1784年4月8日 にウィリアム・ハーシェルが発見した[ 126] 。その外見から「ハンバーガー銀河 (英 : the Hamburger Galaxy [ 127] )」、また19世紀 イギリス の詩人サラ・ウィリアムズ (英語版 ) にちなんだと思われる Sarah's Galaxy などの通称で知られる[ 128] 。
しし I
天の川銀河から約80万 光年の距離にある矮小楕円体銀河 [ 129] 。天の川銀河の伴銀河[ 130] 。
しし II
天の川銀河から約71万 光年の距離にある矮小楕円体銀河[ 131] 。天の川銀河の伴銀河[ 132] 。
しし IV
天の川銀河から約51万 光年の距離にある矮小楕円体銀河[ 133] 。天の川銀河の伴銀河[ 134] 。
しし V
天の川銀河から約59万 光年の距離にある矮小楕円体銀河[ 135] 。天の川銀河の伴銀河[ 136] 。
しし A
天の川銀河から約418万 光年の距離にある矮小不規則銀河 [ 137] 。矮小不規則銀河としては暗い部類に入り、局所銀河群の中では比較的孤立して存在する銀河である[ 138] 。2004年にすばる望遠鏡 による観測によって、しし A には種族II からなる広がったハローがあることが明らかとなった[ 138] [ 139] 。このことから、しし A はより小さな銀河が集積・合体して形成されたと考えられている[ 138] [ 139] 。
しし座の名前を冠した流星群 で、IAUの流星データセンター (IAU Meteor Data Center) で確定された流星群 (Established meteor showers) とされているものは、しし座流星群 (Leonids, LEO)、しし座κ昼間流星群 (Daytime kappa Leonids, KLE)、1月しし座流星群 (January Leonids, JLE) の3つである[ 7] 。
しし座流星群は、テンペル・タットル彗星 を母天体 に持つ、γ星付近を放射点 とする流星群で、11月17日前後に極大を迎える[ 8] 。およそ33年ごとに大出現が観測されており、2001年11月18日深夜から翌19日未明には1時間あたり1,000個を超える流星嵐 が観測された[ 8] 。この出現や1999年から2002年にかけての活発な活動は、当時最新のダストトレイル理論 によって予測されており、理論の確立に大きく寄与したことで知られる[ 8] 。
^ ケンタウルス座α星A リギル・ケンタウルス(Rigil Kentaurus、0.01 等)とケンタウルス座α星B トリマン(Toliman、1.33 等)を分けて数えると22個。
^ 欧米では、β星デネボラではなくα星レグルスを1つの頂点とする、より大きな三角を Spring Triangle とするのが一般的である[ 12] [ 13] [ 14] 。
^ バイエルは複数の星をまとめて1つの文字で表すことがあったため、星の数は使った文字の数よりも多い。しし座ではラテン文字の小文字「p」を用いて5つの星を示している[ 22] [ 23] 。
^ 素手で締め上げてライオンを倒した理由について、エラトステネースは功名心によるものとしているが、一般には不死身で武器では殺せないため窒息死させたものとされている[ 19] 。
^ 20世紀に入って加えられたM105を含む。
^ a b “The Constellations ”. 国際天文学連合 . 2024年1月23日 閲覧。
^ a b c d Ridpath, Ian . “Leo ”. Star Tales . 2024年1月23日 閲覧。
^ a b c “Constellation boundary ”. 国際天文学連合 . 2024年1月23日 閲覧。
^ a b 山田陽志郎「星座」『天文年鑑2024年版』誠文堂新光社 、2023年11月30日、328-331頁。ISBN 978-4-416-11545-9 。
^ a b “星座名・星座略符一覧(面積順) ”. 国立天文台(NAOJ) . 2023年1月1日 閲覧。
^ a b Frommert, Hartmut (2013年4月26日). “Messier Index ”. SEDS Messier Database . 2024年1月22日 閲覧。
^ a b “流星群の和名一覧(極大の日付順) ”. 国立天文台 (2023年12月30日). 2024年1月10日 閲覧。
^ a b c d “主な流星群 ”. 国立天文台 . 2024年2月11日 閲覧。
^ a b c d e f g h i j 『ステラナビゲータ11』(11.0i)AstroArts。
^ a b 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂)恒星社厚生閣 、2007年2月28日、93-96頁。ISBN 4-7699-0825-3 。
^ “春の星空を楽しもう ”. AstroArts (2006年). 2024年1月23日 閲覧。
^ “Spring Triangle ”. Constellation Guide (2016年5月31日). 2024年2月24日 閲覧。
^ “Night Sky's Spring Triangle ”. Star Walk (2019年3月1日). 2024年2月24日 閲覧。
^ “Spring Triangle rises late at night, heralding the season ”. EarthSky (2023年3月19日). 2024年2月24日 閲覧。
^ a b c White, Gavin (2014-09-11). Babylonian Star-lore. An Illustrated Guide to the Star-lore and Constellations of Ancient Babylonia (3rd ed.). London : Solaria Publications. pp. 184-188. ISBN 978-0-9559037-4-8
^ a b Aratus . “Aratus Solensis, Phaenomena ”. Perseus Digital Library . 2024年1月12日 閲覧。
^ アラトス 、二カンドロス 、オッピアノス 著、伊藤照夫 訳「星辰譜」『ギリシア教訓叙事詩集』(初版第1刷)京都大学学術出版会 、京都、2007年10月15日、16-17頁。ISBN 978-4-87698-170-0 。OCLC 676527275 。
^ a b c d e f Condos, Theony (1997). Star myths of the Greeks and Romans : a sourcebook containing the Constellations of Pseudo-Eratosthenes and the Poetic astronomy of Hyginus . Grand Rapids, MI, U.S.A.: Phanes Press. pp. 114-118. ISBN 978-1-60925-678-4 . OCLC 840823460
^ a b c d e f Hard, Robin (2015-08-01). “22. LEO, THE LION, with the neighbouring constellation of COMA BERENICES, BERENICE'S HAIR”. Constellation Myths: with Aratus's Phaenomena . Oxford Worlds Classics. Oxford University Press. pp. 69-72. ISBN 978-0-19871-698-3 . OCLC 1026890396
^ Dekker, Elly (2010). “Caspar Vopel's Ventures in Sixteenth-Century Celestial Cartography” . Imago Mundi (Taylor & Francis, Ltd.) 62 (2): 161-190. ISSN 0308-5694 . JSTOR 23018028 . http://www.jstor.org/stable/23018028 2024年2月24日 閲覧。 .
^ Bayer, Johann (ラテン語). Ioannis Bayeri Uranometria omnium asterismorum continens schemata, nova methodo delineata aereis laminis expressa . excudit Christophorus Mangus. doi :10.3931/E-RARA-309 . https://www.e-rara.ch/zut/content/zoom/77501 2024年2月24日 閲覧。
^ a b Bayer, Johann (ラテン語). Ioannis Bayeri Uranometria omnium asterismorum continens schemata, nova methodo delineata aereis laminis expressa . excudit Christophorus Mangus. doi :10.3931/E-RARA-309 . https://www.e-rara.ch/zut/content/zoom/77502 2024年2月24日 閲覧。
^ a b Bayer, Johann (ラテン語). Ioannis Bayeri Uranometria omnium asterismorum continens schemata, nova methodo delineata aereis laminis expressa . excudit Christophorus Mangus. doi :10.3931/E-RARA-309 . https://www.e-rara.ch/zut/content/zoom/77503 2024年2月24日 閲覧。
^ Ridpath, Ian . “The IAU list of the 88 constellations and their abbreviations ”. Star Tales . 2024年2月24日 閲覧。
^ 近藤二郎 『星座の起源―古代エジプト・メソポタミアにたどる星座の歴史』(初版)誠文堂新光社 、2021年1月25日、227頁。ISBN 978-4-416-52159-5 。
^ a b c 山本啓二「アラビアの星宿について 」『科学史研究』第24巻第156号、日本科学史学会 、225-230頁、doi :10.11501/11683922 、ISSN 2188-7535 。
^ Kunitzsch, Paul (1961) (ドイツ語). Untersuchungen zur Sternnomenklatur der Araber . Otto Harrassowitz Verlag. p. 23-24. ISBN 978-3-447-00551-7
^ a b 近藤二郎 『星の名前のはじまり-アラビアで生まれた星の名前と歴史』(初版)誠文堂新光社 、2012年8月30日、31-32頁。ISBN 978-4-416-21283-7 。
^ a b c d e 大崎正次 「中国星座名義考」『中国の星座の歴史』雄山閣出版 、1987年5月5日、141-192頁。ISBN 4-639-00647-0 。
^ a b アポロドーロス 著、高津春繁 訳『ギリシア神話』(第91刷)岩波書店 〈岩波文庫 〉、2021年12月6日、89-90頁。ISBN 978-400-321101-4 。
^ 大崎正次 「辛亥革命以後の星座」『中国の星座の歴史』雄山閣出版 、1987年5月5日、115-118頁。ISBN 4-639-00647-0 。
^ 関藤成緒 編『星学捷径 下 』文部省 、38頁。doi :10.11501/831014 。 NCID BA37079704 。https://dl.ndl.go.jp/pid/831014/1/42 。
^ 「四月の天 」『天文月報 』第1巻第1号、1908年4月、12頁、ISSN 0374-2466 。
^ 東京天文台 編『理科年表 第1冊 』丸善 、1925年、61-64頁。https://dl.ndl.go.jp/pid/977669/1/39 。
^ 学術研究会議 編「星座名 」『天文術語集』1944年1月、9頁。doi :10.11501/1124236 。https://dl.ndl.go.jp/pid/1124236/1/8 。
^ 「星座名 」『天文月報 』第45巻第10号、1952年10月、13頁、ISSN 0374-2466 。
^ a b c 北尾浩一『日本の星名事典』原書房 、2018年5月28日、303-305頁。ISBN 978-4562055692 。
^ a b c d 野尻抱影 『日本星名辞典』東京堂出版 、1986年4月10日、19-21頁。ISBN 4490100787 。 NCID BN0129007X 。
^ 椋平廣吉 「丹後地方の星の名 」『天界 』第35巻第355号、東亜天文学会 、1954年8月、161-162頁、doi :10.11501/3219892 、ISSN 0287-6906 。
^ 野尻抱影 『星の美と神秘 』(再)恒星社 、1949年。doi :10.11501/1161281 。 NCID BN14283940 。https://dl.ndl.go.jp/pid/1161281/1/93 。
^ a b c d e f g h i j Mamajek, Eric E. (2022年4月4日). “IAU Catalog of Star Names (IAU-CSN) ”. 国際天文学連合 . 2023年12月25日 閲覧。
^ "alf Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月23日閲覧 。
^ Rappaport, S. et al. (2009-06-10). “The Past and Future History of Regulus”. The Astrophysical Journal 698 (1): 666–675. Bibcode : 2009ApJ...698..666R . doi :10.1088/0004-637X/698/1/666 . ISSN 0004-637X .
^ a b c d e f g h i Kunitzsch, Paul ; Smart, Tim (2006). A Dictionary of Modern Star Names . Sky Publishing. pp. 40-42. ISBN 978-1-931559-44-7
^ "bet Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月23日閲覧 。
^ Samus’, N. N. et al. (2017). “General catalogue of variable stars: Version GCVS 5.1” . Astronomy Reports 61 (1): 80-88. Bibcode : 2017ARep...61...80S . doi :10.1134/S1063772917010085 . ISSN 1063-7729 . https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ65c89fe43e74c3&-out.add=.&-source=B/gcvs/gcvs_cat&recno=26595 .
^ “B and A type stars with unexpectedly large colour excesses at IRAS wavelengths”. Astronomy and Astrophysics 181 : 77-84. (1987). Bibcode : 1987A&A...181...77C . ISSN 0004-6361 .
^ Stock, Nathan D. et al. (2010-12-01). “The Structure of the β Leonis Debris Disk”. The Astrophysical Journal 724 (2): 1238–1255. Bibcode : 2010ApJ...724.1238S . doi :10.1088/0004-637X/724/2/1238 . ISSN 0004-637X .
^ a b c Mason, Brian D. et al. (2001). “The 2001 US Naval Observatory Double Star CD-ROM. I. The Washington Double Star Catalog” . The Astronomical Journal (American Astronomical Society) 122 (6): 3466–3471. Bibcode : 2001AJ....122.3466M . doi :10.1086/323920 . ISSN 0004-6256 . https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-S?WDS%20J10200%2b1950B .
^ a b "gam Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月23日閲覧 。
^ Malkov, O.Yu.; Tamazian, V.S.; Docobo, J.A.; Chulkov, D.A. (2012), Orbits of visual binaries and dynamical masses , doi :10.26093/CDS/VIZIER.35460069 , https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ65c97f231655c5&-out.add=.&-source=J/A%2bA/546/A69/table1&recno=1396
^ Han, Inwoo et al. (2010). “Detection of a planetary companion around the giant star γ 1 Leonis”. Astronomy and Astrophysics 509 : A24. Bibcode : 2010A&A...509A..24H . doi :10.1051/0004-6361/200912536 . ISSN 0004-6361 .
^ Reffert, S. et al. (2011). “Mass constraints on substellar companion candidates from the re-reduced Hipparcos intermediate astrometric data: nine confirmed planets and two confirmed brown dwarfs”. Astronomy and Astrophysics 527 : A140. doi :10.1051/0004-6361/201015861 . ISSN 0004-6361 .
^ "del Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月26日閲覧 。
^ "zet Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月26日閲覧 。
^ Mason, Brian D. et al. (2001). “The 2001 US Naval Observatory Double Star CD-ROM. I. The Washington Double Star Catalog” . The Astronomical Journal (American Astronomical Society) 122 (6): 3466–3471. Bibcode : 2001AJ....122.3466M . doi :10.1086/323920 . ISSN 0004-6256 . https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-S?WDS%20J10167%2b2325A .
^ "NAME Ursa Major Moving Group" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月12日閲覧 。
^ "tet Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月26日閲覧 。
^ "lam Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月26日閲覧 。
^ "mu. Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月26日閲覧 。
^ Lee, B.-C. et al. (2014). “Planetary companions in K giants β Cancri, μ Leonis, and β Ursae Minoris”. Astronomy and Astrophysics 566 : A67. Bibcode : 2014A&A...566A..67L . doi :10.1051/0004-6361/201322608 . ISSN 0004-6361 .
^ "omi Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月26日閲覧 。
^ Malkov, O.Yu.; Tamazian, V.S.; Docobo, J.A.; Chulkov, D.A. (2012), Orbits of visual binaries and dynamical masses , doi :10.26093/CDS/VIZIER.35460069 , https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ65c9b65433505c&-out.add=.&-source=J/A%2bA/546/A69/table1&recno=1334
^ "HD 96063" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月24日閲覧 。
^ a b c d “Approved names ”. Name Exoworlds . IAU (2019年12月17日). 2024年2月11日 閲覧。
^ "HD 99109" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月24日閲覧 。
^ "HD 100655" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月24日閲覧 。
^ "HD 100777" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月24日閲覧 。
^ "Ross 905" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年1月24日閲覧 。
^ “Approved names ”. Name ExoWorlds . IAU . 2024年2月11日 閲覧。
^ "eps Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月12日閲覧 。
^ "kap Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月12日閲覧 。
^ "R Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月12日閲覧 。
^ Samus’, N. N. et al. (2017). “General catalogue of variable stars: Version GCVS 5.1” . Astronomy Reports 61 (1): 80-88. Bibcode : 2017ARep...61...80S . doi :10.1134/S1063772917010085 . ISSN 1063-7729 . https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ65cc96c7364545&-out.add=.&-source=B/gcvs/gcvs_cat&recno=26244 .
^ “Stars Easy to Observe ”. aavso . 2024年2月14日 閲覧。
^ "AQ Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月13日閲覧 。
^ Durlevich, Olga. “GCVS Variability Types and Distribution Statistics of Designated Variable Stars According to their Types of Variability ”. Sternberg Astronomical Institute . 2024年2月12日 閲覧。
^ Samus’, N. N. et al. (2017). “General catalogue of variable stars: Version GCVS 5.1” . Astronomy Reports 61 (1): 80-88. Bibcode : 2017ARep...61...80S . doi :10.1134/S1063772917010085 . ISSN 1063-7729 . https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ65cb4d1f3e6f7f&-out.add=.&-source=B/gcvs/gcvs_cat&recno=26313 .
^ "Wolf 359" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月12日閲覧 。
^ Tuomi, M.; et al. (27 June 2019). "Frequency of planets orbiting M dwarfs in the Solar neighbourhood". arXiv :1906.04644 [astro-ph ]。
^ Lafarga, M. et al. (2021). “The CARMENES search for exoplanets around M dwarfs: Mapping stellar activity indicators across the M dwarf domain”. Astronomy & Astrophysics 652 : A28. Bibcode : 2021A&A...652A..28L . doi :10.1051/0004-6361/202140605 . ISSN 0004-6361 .
^ Ribas, I. et al. (2023). “The CARMENES search for exoplanets around M dwarfs: Guaranteed time observations Data Release 1 (2016-2020)”. Astronomy & Astrophysics 670 : A139. Bibcode : 2023A&A...670A.139R . doi :10.1051/0004-6361/202244879 . ISSN 0004-6361 .
^ Otero, Sebastian Alberto (2020年4月15日). “VSX : Detail for DP Leo ”. aavso . 2024年2月17日 閲覧。
^ "DP Leo" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月17日閲覧 。
^ Otero, Sebastian Alberto (2020年3月24日). “VSX : Detail for DP Leo ”. aavso . 2024年2月17日 閲覧。
^ a b Cropper, Mark (1990). “The polars”. Space Science Reviews 54 (3-4): 196-295. doi :10.1007/BF00177799 . ISSN 0038-6308 .
^ a b c 野上大作 著「1.7.4 強磁場激変星」、野本憲一 、定金晃三 、佐藤勝彦 編『7. 恒星』(第1版第3刷)日本評論社 〈シリーズ現代の天文学〉、2015年3月20日、62-64頁。ISBN 978-4-535-60727-9 。
^ Qian, S.-B. et al. (2010-01-01). “Detection of a Giant Extrasolar Planet Orbiting the Eclipsing Polar DP Leo”. The Astrophysical Journal Letters 708 (1): L66–L68. Bibcode : 2010ApJ...708L..66Q . doi :10.1088/2041-8205/708/1/L66 . ISSN 2041-8205 .
^ Beuermann, K. et al. (2011). “The giant planet orbiting the cataclysmic binary DP Leonis”. Astronomy & Astrophysics 526 : A53. Bibcode : 2011A&A...526A..53B . doi :10.1051/0004-6361/201015942 . ISSN 0004-6361 .
^ a b Frommert, Hartmut (2006年8月22日). “The Caldwell Catalog ”. SEDS Messier Database . 2024年1月22日 閲覧。
^ 吉田隆行 (2012年1月). “しし座のトリオ銀河 ”. 天体写真の世界 . 2024年2月18日 閲覧。
^ “Leo Triplet ”. Messier Objects (2015年7月2日). 2024年2月12日 閲覧。
^ a b 有本信雄 著「5.2. 局所銀河群の空間分布と動力学」、祖父江義明 、有本信雄、家正則 編『5. 銀河II』(第2版第1刷)日本評論社 〈シリーズ現代の天文学〉、2018年3月15日、182-189頁。ISBN 978-4-535-60755-2 。
^ “Results for object MESSIER 065 (M 65) ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "M 65" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月11日閲覧 。
^ a b Frommert, Hartmut (2013年4月20日). “Messier Object 65 ”. SEDS Messier Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ “菅野さんがしし座の銀河に超新星2013amを発見 ”. AstroArts (2013年3月25日). 2024年2月18日 閲覧。
^ 菅野松男 「星を求めて幾星霜 」『天文月報 』第107巻第12号、2014年12月、750-759頁、ISSN 0374-2466 。
^ “Results for object MESSIER 066 (M 66) ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "M 66" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月11日閲覧 。
^ Frommert, Hartmut (2016年6月15日). “Messier Object 66 ”. SEDS Messier Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ a b “Hubble snaps heavyweight of the Leo Triplet ”. www.spacetelescope.org (2010年4月8日). 2024年2月18日 閲覧。
^ a b “変形した渦巻銀河M66 ”. ナショナル ジオグラフィック日本版サイト (2010年4月15日). 2024年2月18日 閲覧。
^ “Results for object MESSIER 095 (M 95) ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "M 95" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月11日閲覧 。
^ Frommert, Hartmut (2012年3月20日). “Messier Object 95 ”. SEDS Messier Database . 2024年2月12日 閲覧。
^ "NAME M96 group" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月21日閲覧 。
^ Nemiroff, R.; Bonnell, J., eds. (29 May 2019). "M95: Spiral Galaxy with an Inner Ring" . Astronomy Picture of the Day . NASA . 2024年2月21日閲覧 。
^ “Results for object MESSIER 096 (M 96) ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "M 96" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月11日閲覧 。
^ a b Frommert, Hartmut (2007年9月2日). “Messier Object 96 ”. SEDS Messier Database . 2024年2月12日 閲覧。
^ “Results for object MESSIER 105 (M 105) ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ a b "M 105" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月11日閲覧 。
^ a b Frommert, Hartmut (2012年3月20日). “Messier Object 105 ”. SEDS Messier Database . 2024年2月12日 閲覧。
^ “Messier 105 ”. NASA Science (2022年2月24日). 2024年2月18日 閲覧。
^ “Results for object NGC 3626 ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月19日 閲覧。
^ "NGC 3626" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月19日閲覧 。
^ “Caldwell 40 ”. NASA Science (2022年7月31日). 2024年2月19日 閲覧。
^ Mobberley, Martin (2009-10-03). “Caldwell 40”. The Caldwell Objects and How to Observe Them . New York: Springer Science & Business Media. pp. 92-93. ISBN 978-1-4419-0326-6
^ “Results for object NGC 3628 ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "NGC 3628" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月11日閲覧 。
^ Frommert, Hartmut (2005年6月5日). “NGC 3628 ”. SEDS Messier Database . 2024年2月19日 閲覧。
^ Nemiroff, R.; Bonnell, J., eds. (3 May 2017). "NGC 3628: The Hamburger Galaxy" . Astronomy Picture of the Day . NASA . 2024年2月18日閲覧 。
^ Pickup, Alan (2022年3月31日). “Scotland's Sky in April 2022 ”. Astronomical Society of Edinburgh . 2024年2月18日 閲覧。
^ “Results for object Leo I ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "Leo I" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月20日閲覧 。
^ “Results for object Leo II ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "Leo II" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月20日閲覧 。
^ “Results for object Leo IV ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "Leo IV" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月20日閲覧 。
^ “Results for object Leo V ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ "Leo V" . SIMBAD . Centre de données astronomiques de Strasbourg . 2024年2月20日閲覧 。
^ “Results for object Leo A ”. NASA/IPAC Extragalactic Database . 2024年2月18日 閲覧。
^ a b c 有本信雄 著「6.1.3 矮小不規則銀河」、祖父江義明 、有本信雄、家正則 編『5. 銀河II』(第2版第1刷)日本評論社 〈シリーズ現代の天文学〉、2018年3月15日、215-219頁。ISBN 978-4-535-60755-2 。
^ a b Vansevičius, Vladas et al. (2004-08-20). “The Full-fledged Dwarf Irregular Galaxy Leo A”. The Astrophysical Journal 611 (2): L93–L96. Bibcode : 2004ApJ...611L..93V . doi :10.1086/423802 . ISSN 0004-637X .
ウィキメディア・コモンズには、
しし座 に関連する
メディア および
カテゴリ があります。