せやねん! | |
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ジャンル | 情報番組 / バラエティ番組 |
出演者 |
トミーズ (トミーズ健、トミーズ雅) アキナ (秋山賢太、山名文和) かつみ♥さゆり (かつみ♥、♥さゆり) 土谷美樹(スポーツニッポン) 狩野恵輔(野球解説者) 山中真(毎日放送アナウンサー) 井上雅雄(毎日放送アナウンサー) 山崎香佳(毎日放送アナウンサー) スマイル (ウーイェイよしたか、瀬戸洋祐) 小嶋花梨(NMB48) 酒井藍 ダブルヒガシ (大東、東) カベポスター (永見大吾・浜田順平) 徳井義実(チュートリアル) ドーナツ・ピーナツ (ドーナツ、ピーナツ) |
製作 | |
制作 | 毎日放送[注釈 1] |
放送 | |
映像形式 | リアルタイム字幕放送 (2019年4月6日放送分から) |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2001年4月14日 - |
放送時間 | 土曜日 9:25 - 12:54 |
放送分 | 195[注釈 2]分 |
公式サイト | |
特記事項: 11:45 - 11:58に、『JNN NEWS』を放送。 アナログ放送時代から音声モードはステレオになっているものの、スタジオ音声はBGM・効果音含めモノラル音源で流れており、アナログ放送廃止以降もしばらくの間この状態であった。2012年頃からはBGMなどの一部音声がステレオ化されている。 |
『せやねん!』は、毎日放送(MBS)が関西ローカルで毎週土曜日の9:25 - 12:54に放送中の情報番組・バラエティ番組である。生放送番組だが、11:45 - 11:53に『JNN NEWS』・11:53 - 11:58に『MBSニュース』を単独番組扱いで編成しているため、実際には午前・午後の2部で構成されている。
番組タイトルの「せやねん!」は関西弁で、力強く同意する・肯定するニュアンスの間投詞である。
毎日放送のキー局・TBSで当番組が放送されている時間に放送される『王様のブランチ』の関西版的性格の番組である[注釈 3]。ただし、『-ブランチ』は若年層(特に女性)向けでレジャー・トレンド情報を軸とした内容であるのに対し、本番組は芸能・時事ネタ・阪神タイガースを軸とした内容となるなど、家族もしくは中高年層を視聴者のターゲットにしている。これは、角淳一が総合司会で好視聴率を獲得していた『ちちんぷいぷい』の流れを本番組が汲んでいるためである。
自社制作番組『近畿は美しく・新見聞録』と単発枠『MBSウイークエンドスペシャル・第1部』を転換する形で開始。番組開始から半年間は、毎日放送本社のギャラクシースタジオで、『ちちんぷいぷい』のセットを多少間借りして放送されていたが、ほぼ直前の生番組で、当時ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のスタジオを利用していた『いい朝8時』の終了と、その後番組である『リアルタイム』が報道番組の性質上、茶屋町本社からの放送になったため、2001年10月からは、スタジオを交替する形でUSJ内にある「MBSスタジオ in USJ」から生放送されていた。しかし、2014年3月で同スタジオが閉鎖されたため、同年4月からは再び毎日放送本社のCスタジオ(旧ギャラクシースタジオ)からの生放送となった。
レギュラー出演の芸能人は、吉本興業所属のタレントが多い。これは本番組開始以前、12時台に『よしもと新喜劇』を、13時台に『モーレツ!!しごき教室』や『三枝やすし興奮テレビ』シリーズといった吉本興業所属タレントによるバラエティ番組を編成していた関係であるが、『よしもと新喜劇』が根強い人気を維持していたのに対し、当時13時台は関西テレビの『たかじん胸いっぱい』が高視聴率を獲得していたこともあり、視聴率的に苦戦していた。そのため、本番組開始に際しては『よしもと新喜劇』と『満開!ハッスル家族』の取り扱いについて吉本興業サイドと調整を行い、『よしもと新喜劇』の放送時間を13時台に移行させる一方で、『満開!ハッスル家族』については番組を打ち切った上で、本番組に出演する芸能人は吉本興業所属タレントのみとすると共に、午後パートに吉本興業所属タレントのメイン企画を設けることになった。同時に、11時台の『近畿は美しく・新見聞録』を終了させ、実質的な後番組となる『暮らしカルマガジン みかさつかさ』を17時台前半に移行させた[注釈 4]。特に本番組でレギュラーになったタレントは賞レースの優勝[注釈 5]など全国区で活躍することが多いため、番組サイドも「出世番組」と公称している[2]。
なお、視聴率が15%を越えると、毎日放送のテレビ編成局長が出演者全員をハワイ旅行に招待するという(過去の放送内での出演者の発言より)[注釈 6]。
2005年4月2日から、これまで10時00分開始だったのが9時25分からの開始に変わり、放送開始時間が35分早くなった。
2008年6月14日は、岩手・宮城内陸地震関連報道特別番組のため、午前中の放送を休止。正午から「今週の気になるお金」「せやねん!スポーツ」を放送した(TBSでは正午以降も報道特番を続けたが、午前中とは異なりJNN協定の適用外となっていたため、毎日放送では午後のみ本番組を放送する形を採った)。また、2011年3月12日には、前日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)関連報道特別番組のため、番組を全編休止。さらに、2016年4月16日には、当日未明に発生した平成28年熊本地震関連報道特別番組のため、番組を全編休止。これ以外にも、世界陸上(TBSテレビが日本国内での中継権を保有)やオリンピックの期間中に、競技中継の同時ネットを優先する関係で当番組を全編休止することがある。
2009年2月14日の放送で通算の放送回数が400回、2011年2月12日の放送で500回、2018年12月15日の放送で900回に到達。また、ゴールデンタイム枠で不定期に特別番組を編成している。過去には、第2部のコーナー「嗚呼!ニッポンの兄弟」の2時間スペシャルを、TBS系列全国ネットの『水曜特番』枠で放送(後述)。2010年8月5日の19:00〜20:54(JST)には、一部レギュラー陣による韓国ロケの模様を交えながら、「せやねん!SP!夏のメチャうま!メチャ売れ!祭り」を関西ローカル(「スパモク!!」枠を差し替える形で)で放送した。最近では、ゴールデンタイム以外の放送枠でも、「ピンときたら激写メール!」「せやねん!スポーツ」「特選千鳥弁当」といったコーナー単位の特別番組を随時編成している。
2011年8月20日には、毎日放送と中部日本放送の開局60周年を記念し、本番組放送時間帯にCBCテレビで放送されている『なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ』とのコラボ番組『MBS&CBC開局60周年記念 でら知りたいねん!大阪!名古屋!〜せやねん!×花咲かタイムズ お近づきSP〜』を13時30分〜15時00分に放送[注釈 7]。
2015年3月27日(26日深夜)0:29 - 1:35には、『〜夜のせやねん!〜ちゃうやろ!』という特別番組を放送。出演者はたむらけんじを中心に若手が出演。『せやねん』が肯定や共感のニュアンスを示す関西弁(「そうだ」)であることや、本編が主に午前中で放送されることから、「せやねん」とは逆の意味の『ちゃうやろ』(「違うだろう」という意味の関西弁)をサブタイトルに入れた。
2016年10月には、MBS開局65周年記念特別企画の一環として13日(木曜日)から16日(日曜日)まで実施する「MBSプロデュース 豪華客船 神戸発着3泊4日の旅『ドリームズ・カム・クルーズ』」(クルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」のチャーターによる有料のスペシャルツアー)に、当番組のレギュラー陣からトミーズ・未知やすえ・スマイルおよび大吉洋平(同局アナウンサー)が参加[注釈 8]。「ぱしふぃっくびいなす」が最終目的地・屋久島(鹿児島県)の宮之浦港へ到着した15日(土曜日)には、当番組の第2部を『あっぱれ!屋久島ツアー 神秘の島でパワーをもらっちゃおうスペシャル』(地元系列局・南日本放送との共同制作による生放送の特別番組)に充てる一方で、現地からの生中継[注釈 9]を第1部に組み込んだ。
2019年10月12日には、放送枠を7時間半(9:25 - 16:55)[注釈 10]にまで拡大したスペシャル版を、『18年と181日のご愛顧におこたえして せやねん!大還元まつり』というタイトルで生放送。放送中に台風が関西地方へ接近したため、当初予定していた生中継企画の一部[注釈 11]を変更したうえで、台風情報を随所に組み込みながら『よしもと新喜劇』とのコラボレーション企画(事前収録)などを放送した。
その一方で、日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大している2020年には、4月18日放送分から制作・放送体制を暫定的に変更。感染拡大の一因とされる飛沫感染のリスクを回避すべく、スタジオ出演者を山中真(毎日放送アナウンサーで2019年4月から大吉の後任でレギュラー陣に加入)に限る一方で、他のレギュラー陣が自宅や同局本社内の楽屋からスカイプなどを通じて生放送に参加していた[3]。6月頃からレギュラー陣の一部(トミーズ・未知やすえなど)や山中以外のレギュラーアナウンサー(松井愛・井上雅雄・藤林温子)によるスタジオ出演を再開したが、変更前にスタジオで使用していた雛壇式のパネラー席を撤去したほか、残りのレギュラー陣は別室からの生中継を通じて出演していた。後にレギュラー陣全員のスタジオ出演を再開したが、パネラーの席を1人掛けの椅子に変更したり、椅子の間に一定の距離を空けたりするなどの感染拡大防止策を講じている。
2020年12月12日放送分で、通算の放送回数が1000回に到達。当日は『せやねん!祝1000回 関西のみ~んなに感謝せんかい!SP 「卒業メンバー大集合!豪華プレゼントに花火も1000発打ち上げるで~」』というタイトルの3部構成番組として、放送枠をおよそ7時間半に拡大している[注釈 12]。2021年にも、「MBS笑いの11時間」[注釈 13](毎日放送が12月4日から5日まで延べ11時間にわたって関西ローカル向けに放送したお笑い関連の特別番組シリーズ)のメインプログラムとして、4日(土曜日)に『幸せやねん!7時間30分SP「新婚&ベビーラッシュ&孫も誕生! カニ★マグロ★豪華おせちハッピープレゼント大放出 生放送で巨大ツリー点灯!その時 雅の目に涙が! 」』を放送。
2022年10月1日より、本番組と『よしもと新喜劇』に加えて、『ごぶごぶ』及び『痛快!明石家電視台』が土曜午後に放送時間が変更したことに伴う番組ゾーン『スーパーサタデー』の第1部として放送している。
2022年12月3日放送では4回目となる7時間半特番 『せやねん!特別篇 お初やねん! 7時間30分SP「北海道に沖縄で大暴れ!豪華プレゼントにスーパーアスリート大集結!明石家さんまがせやねん!ぶった切り?最後に雅は泣くのかい?泣かないのかい?どっちなんだい?」』と題して放送。番組中『よしもと新喜劇』、『痛快!明石家電視台』などの当番組とコラボレーション企画も放送された。
2023年4月22日の放送で、2001年4月14日の放送開始から8043日(1149週間)を迎えることとなり、同じMBS制作のレギュラー番組においては『アップダウンクイズ』(1963年10月6日~1985年10月6日の8036日(1148週間))の記録を更新した。
2023年12月9日放送分より、第2部のみTVerでの見逃し配信が開始された。
期間 | 放送時間(JST) | ||
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第1部 | 第2部 | ||
2001.04.07 | 2005.03.26 | 10:00 - 11:45(105分) | 11:59 - 12:54(55分) |
2005.04.02 | 現在 | 09:25 - 11:45(140分) |
この中から毎回2つのコーナーが放送される(2024年9月現在、「アキナのハッピー物々交換」「スーパー新鮮 〇〇店〜ちょっと狩いモン行こかしら〜」「スマイル工務店」「勝手にふるまい アキナ山名のおはよう!朝ごはん」「人材急募!ハロー絶滅危惧ワーク」「浮いたお金でウキウキ モーテン観光」「どこまで行ける?ご縁旅」「人気モンを1日お助け ドナピ派遣」「若手芸人企画」の中から2つを放送)。2012年1月14日から2022年4月29日までは、たむらけんじが第2部全体の進行を務めてきたが(2012年3月3日放送は、たむらが第7回サイパンマラソン2012に参加のため、ノブが進行を代行)、2023年5月6日からは秋山賢太(アキナ)と徳井義実(チュートリアル)が交代で進行を務めている。他にも不定期で単発企画が放送されることがある。2008年10月4日放送から2011年1月8日放送までは、第2部のみ女性50名がスタジオ観覧していた。また毎年3月もしくは年末には、トミーズ・未知やすえらがロケを行うスペシャル版が放送されている(2009年は東京ディズニーリゾート、2010年・2011年は沖縄、2012年にはグアム、2016年は東京ディズニーシー、2017年は東京ディズニーランド)。
2001年から10年間開催されたM-1グランプリ(関西地方では朝日放送が決勝を生中継)では、開催期間中に当番組へレギュラーで出演していた吉本興業所属の漫才コンビのうち、以下のコンビがグランプリを獲得。獲得後に当番組を卒業した。
一時中断を経て2015年(第11回)から再開された後も、アキナ(第12回・2016年、第16回・2020年)、かまいたち(第13回・2017年、第15回・2019年)、ミキ(第14回・2018年)[注釈 39]、和牛(第11 - 第15回)、からし蓮根(第15回)、さや香(第18回・2022年、第19回・2023年)[注釈 40]、カベポスター(第19回)[注釈 41]が決勝に進出。和牛は、第12 - 14回で3年連続準優勝という好成績を残したほか、かまいたちは第15回、さや香も第18回で準優勝を果たしている。そのため、大阪を中心に活動する吉本興業所属の若手芸人にとっては、当番組にレギュラーで出演することが「東京進出への登竜門」と見られている。
さらに、2011年から2014年までコンテスト形式で放送されていたTHE MANZAI(関西地方では関西テレビで決勝を生中継)では、千鳥が第1回から3年連続決勝に進出。千鳥が当番組を卒業した後の第3回(2013年)では、開催時点で当番組レギュラーのウーマンラッシュアワーがグランプリを獲得した。また、最後のコンテストであった第4回(2014年)では、アキナが決勝に進出している。
なお、2019年10月12日の『せやねん!大還元まつり』では、「トミーズ雅が単身で上京したうえで、当番組のレギュラーから東京進出を果たした芸人(卒業メンバー)の仕事先や自宅を突然訪問する」というロケ企画を午後に放送した。雅はロケ中に、チュートリアル、千鳥、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、中川パラダイス(ウーマンラッシュアワー)、かまいたち、なかやまきんに君と再会。自身の誕生日を間近に控えた時期のロケでもあったことから、小杉となかやま以外の卒業メンバーが、雅へのサプライズイベントとして誕生会を開いた模様も収録された。
2020年4月18日からは、新型コロナウイルスへの感染拡大の影響でスタジオからの生放送の縮小・ロケの休止に伴う暫定措置として、卒業メンバーがレギュラーで出演していた時期の冠ロケ企画(詳細前述)の再放送を、午後パートで順次実施していた。その一方で、毎日放送の主催で同年9月16日に開かれた第8回歌ネタ王決定戦では、当番組レギュラーのさや香が優勝した。
2020年12月11日に放送された『せやねん!祝1000回 関西のみ〜んなに感謝せんかい!スペシャル〜卒業メンバー大集合〜』では、所得の無申告に関する問題で2019年10月末から芸能活動を自粛していた徳井義実(チュートリアル)が、相方の福田充徳、トミーズ、ミキと一緒にロケへ参加したほか、地上波のテレビ番組としては活動再開後初めて生放送で姿を見せた。また、M-1グランプリで審査員を務めるダウンタウンの松本人志(トミーズと同じくNSCの第1期生)から、1000回の放送を祝うメッセージビデオが寄せられた。なお、卒業メンバーは2021年以降も、特別番組や特別企画へ随時出演。
2001年から22年近くにわたってレギュラーで出演してきたたむらけんじが卒業した2023年5月からは、徳井が単独でレギュラーに復帰[10]。その一方で、2023年のM-1グランプリで3位に食い込んださや香は、東京への進出に伴って2024年3月に卒業した。
◎:「現在」(2024年6月)の時点で毎日放送の現職アナウンサー
○:出演期間中は毎日放送のアナウンサー
☆:M-1グランプリの優勝を機に活動拠点を東京へ移したことに伴って卒業
300回目の放送となる2007年3月3日、 神戸コレクションの出演前にリア・ディゾンがスタジオに生出演。2月17日放送の「今週の気になるお金!」コーナーでリア・ディゾンを紹介した際、未知やすえが「私、中学生の時こんなんやったもん」と発言して波紋を呼んだことから、リア本人に未知の中学生時代の写真を見せたところ「綺麗だけど、ちょっと違う」と言われ、似てない事が決定づけられた。また出演者が関西弁や吉本芸人のギャグ(井上竜夫の「おじゃましまんにゃ〜わ」、末成由美の「インガスンガスン」、チャーリー浜の「ゴメンくさい」)をリアに教えたこともあり、この日を機に、リア・ディゾンは「せやねん!ファミリー」の一員とされている。しかしその後のブレイクで、もう番組に出演したことすらリア本人が憶えていないのではないかと出演者たちが危惧したため、あえて「せやねん!ファミリー」だとアピールするのを自粛し、そっと彼女の活躍を見守る立場に変わっていた(なお八嶋智人が生出演した際、NHKの番組でリアが「おじゃましまんにゃ〜わ」を使っていたとの情報が伝えられている)。だが2008年6月7日放送の「今週の気になるお金!」コーナーで『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のジャパンプレミアの模様を伝えた際、出席していたリアが番組のお金班スタッフを発見し、生出演時に憶えたギャグを披露したり、スタジオにいるトミーズ雅に「おぼえてますか?」と呼びかけるなど、改めて「せやねん!ファミリー」の一員であることが認識された。
また2007年9月22日放送の「今週の気になるお金!」コーナーで、多くの吉本芸人が憧れた元うなぎ屋店員の女優・松本若菜について触れたところ、10月13日放送で松本若菜がスタジオに生出演、「どこいこ?」までの第1部に出演した。翌週の放送にもハロウィンの仮装でサプライズ出演し、「せやねん!ファミリー」入りを果たしている。これ以降も準レギュラー出演者としてVTR出演やスタジオ生出演をしていた。
スポーツ選手では「せやねん!スポーツ」のゲストとして最多出演している中山雅史は「元祖せやねん!ファミリー」扱いとなっている。また、オリックス・バファローズに当時在籍していた大西宏明は「せやねん!専属広報部長」として選手紹介やキャンプリポートをしていた。横浜ベイスターズに移籍後も、インタビューなどでVTRではたびたび登場しており、「せやねん!専属広報部長」の後任として、同期入団の坂口智隆を自ら指名。2008年12月13日放送では、“新旧・広報部長”である大西・坂口両選手が揃ってスタジオ生出演した。
この他にも、国内外で活躍する芸能人・スポーツ選手が数多く「せやねん!ファミリー」として名を連ねている。特に、トミーズ雅が世界戦のたびにセコンドを務める長谷川穂積(元WBC世界バンタム級王者)については、試合翌日(または後日)「せやねん!スポーツ」以降のコーナーに招くことが恒例になっている。2010年3月27日の「せやねん!スポーツ」からは、「せやねん!ファミリー」に該当するスポーツ関係者の活躍(放送前日までのダイジェスト映像)とビデオメッセージを、「せやねん!ファミリー通信」として定期的に紹介するようになった。
2011年4月30日の放送では、ユニクロ心斎橋店開店(2010年9月)の際に当番組とのコラボレーション企画を実施した縁で、当番組のスタッフが同ブランドの運営会社・ファーストリテイリングの東京本社を取材した際のVTRを「今週の気になるお金!」の中で流した。この取材では、柳井正代表取締役会長兼社長からの申し出で、急遽独占インタビューが実現。柳井も、自身の希望で「せやねん!ファミリー」に加わることを公言した。
ただ最近は「今週の気になるお金!」コーナーで紹介した石油王(ロマン・アブラモヴィッチ)の奥方まで「せやねん!ファミリー」の範疇に入れてしまっているため、その線引きとして番組側と本人側の両方が認識した場合を「せやねん!ファミリー」としている。
当番組にレギュラーで出演している芸人が全国ネットのバラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日[注釈 55]制作、関西地方では朝日放送テレビで時差ネット)へ出演する際に、系列[注釈 56]の壁を越える格好で、当番組の生放送の模様を収めたVTRを流すことがある。
2013年12月7日放送分では、「今週の気になるお金!」のテーマの1つとして、「特殊詐欺・ダイヤモンド詐欺」を取り上げた。しかし、同コーナーで紹介した具体的な手口・実例・被害金額が、前々日の12月5日に読売テレビの『かんさい情報ネットten.』で放送されたばかりの独自取材特集「モクゲキ〜ダイヤモンド劇場型詐欺」の内容に酷似していたことが放送後に判明。読売テレビも、同月20日にその旨を毎日放送へ指摘した。
毎日放送では、上記の指摘を受けて社内調査を実施。番組スタッフが、読売テレビの公式サイトで配信されていた当該特集の動画から、同局に無断で取材リポートの内容をナレーションの原稿やモニターの字幕へ引用したことを確認[28]。さらに、2013年12月26日付で「読売テレビや取材に協力された方に多大な迷惑をおかけしたことをお詫びします。放送人としてモラルを徹底させるとともに、チェック体制を見直したい」という謝罪コメントを広報部から発表する[29] とともに、番組公式サイトに「当番組における他社放送番組の無断引用について」と題した謝罪文[30] を掲載。同年の最終放送(同月28日)では、オープニングで「今週の気になるお金!」進行役の松井愛が同様の謝罪文を読み上げてから、当初の予定に沿って各コーナーの年末特別企画を放送した。
当番組では2024年2月27日(火曜日)に、「スーパー新鮮」向けのロケを和歌山県東牟婁郡串本町で実施。当初は、出演者とスタッフが遊漁船に乗り込んだうえで、船内の様子を洋上で撮影することも計画していた。この船は町内の港からいったん沖合へ出たものの、沖合の波がかなり高かったため、スタッフは洋上での撮影を中止することを決定。ところが、遊漁船は中止の決定を受けて港へ引き返そうとした矢先に、高波を受けて大きく揺れた。その影響で、船に乗っていた40代の撮影スタッフが腰を強打。帰港後に病院で診察を受けたところ、第2腰椎の圧迫骨折で全治に2か月を要することが判明した[31]。
関係者からの通報を受けた海上保安庁は、上記の事象を「事故」と扱ったうえで、原因の究明に向けて捜査を開始。上記の遊漁船が定員が8人にもかかわらず、実際には船長を含めて9人が乗っていたことや、有効期間内の船舶検査証書を船長が所持していなかったことが捜査の過程で明らかになっている[32]。
さらに、毎日放送は撮影スタッフの骨折を受けて、関係者を対象に社内調査を実施。その結果、遊漁船に乗っていた「スーパー新鮮」担当のディレクターが、海上保安庁からの事情聴取を受けた際に(船長を除く)「乗客」の人数を「7人」と偽って報告していたことが判明した[32]。同局によれば、このディレクターは若手(20代)の男性社員で、「『定員オーバーの状態(で遊漁船が海上を航行していたこと)は違法(船舶検査の根拠法でもある船舶安全法に抵触する)』と思っていたが、『そのことが分かると(船上で撮影した映像を)放送できなくなる』と考えた末に、(海上保安庁には実際の『乗客』の総数より)1人少なく報告してしまった」と弁明していたという[33]。
毎日放送では、社内調査の結果を踏まえて、海上保安庁への謝罪と修正報告を実施。そのうえで、一連の経緯を2024年3月6日(水曜日)にプレスリリースや自社制作の定時ニュース(『news23』内の関西ローカルパート)で公表した[34][35]。当番組でも3月9日に、生放送(『ごぶごぶ』『痛快!明石家電視台』と連動した7時間半の特別企画「MBS大感謝祭 関西No.1決定戦!」の第1部)の冒頭で山中が視聴者に向けて経緯を説明。骨折したスタッフと関係者に謝罪したうえで、「視聴者の皆様の信頼を失わないように、今後の番組作りでは安全にいっそう配慮する」と述べている[36]。
当番組では2024年6月6日(木曜日)にも、「せやねん!スポーツ」向けの和歌山県内ロケ中に、参加者の負傷事故が発生。このロケでスケートボードの体験取材に臨んでいたアキナの山名が、スケートボードで練習台から滑り降りる際に転倒したことによって、右の肩甲骨を骨折した。さらに、ロケへ同行していたスタッフと共に県内の病院へ向かったところ、「骨折個所の全治に4 - 6週間を要する」との診断が出された[37]。
山名はスケートボードの初心者ではなかったものの、「せやねん!スポーツ」向けのロケに際しては、スケートボードの競技経験者が同席。また、競技用のヘルメットや肘・膝用のプロテクターを山名に着用させるなど、スタッフが可能な限りの安全策を講じていた。それでも転倒事故が発生したため、毎日放送では、このロケの映像の放送を白紙に戻すことを決定。さらに、本人や関係者(アキナの相方に当たる秋山など)へ謝罪するとともに、「(ロケ中の事故)再発の防止になおいっそう努めるとともに、番組制作上の安全管理を徹底する」とのコメントを発表した[37]。山名が右腕を固定したうえでロケ2日後(6月8日)の生放送へ出演した際にも、山中が「一日も早い(山名さんの)回復を、本当に願っております。視聴者の皆様にも、(山名の転倒事故で)大変な御心配をお掛けしました。番組としましても、いっそう安全に配慮しながら、今後もロケを進めて参ります」と述べている[18]。
毎日放送 土曜9:25 - 10:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
せやねん!(第1部)
(2005年4月 - ) |
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毎日放送 土曜10:00 - 11:00枠 | ||
MBSウイークエンドスペシャル(第1部)
【午後2時台からの3時間枠に集約して継続】 |
せやねん!(第1部)
(2001年4月 - ) |
-
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毎日放送 土曜11:00 - 11:45枠 | ||
せやねん!(第1部)
(2001年4月 - ) |
-
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毎日放送 土曜11:59 - 12:54枠 | ||
せやねん!(第2部)
(2001年4月 - ) |
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