From Wikipedia (Ja) - Reading time: 4 min
| ゆずソフト | |
|---|---|
| ジャンル | アダルトゲーム |
| 企業名 | 株式会社ユノス |
| 代表者 | Famishin |
| 審査 | ソフ倫 |
| 主要人物 | こぶいち、むりりん |
| デビュー作 |
ぶらばん! -The bonds of melody- (2006年7月28日) |
| 最新作 |
天使☆騒々 RE-BOOT! (2023年4月28日) |
| 公式サイト | YUZU SOFT Official WEB PAGE |
| ゆずソフトSOUR | |
| デビュー作 |
PARQUET (2021年7月31日) |
| 最新作 |
天神乱漫 Happy Go Lucky!! (2021年12月24日) |
| 公式サイト | ゆずソフトSOUR公式WEBサイト |
ゆずソフト(YUZU SOFT)は、株式会社ユノスのアダルトゲームブランド。大阪府大阪市に開発室を置く。
創業スタッフは「Famishin」「こぶいち」「むりりん」「天宮りつ」「煎路」「ろど」の6名。全員がかつてスタジオメビウスに所属しており『SNOW』といった作品の開発に携わっている。
スタジオメビウスに当時所属していたFamishinが「これまでやったことのないゲームを作りたい」と考え退職。同時期に退職した、むりりん・こぶいち・ろど達と共に同人サークル『チームエグゾーダス』を結成、2005年12月30日に同人ゲーム『しょうよん! コドモ☆ちゃれんじ』をコミックマーケット69で発売(のちにダウンロード販売)。
この「チームエグゾーダス」を母体にFamishinを代表として法人化、ブランド名を現在の「ゆずソフト」に定め、2006年7月28日に『ぶらばん! -The bonds of melody-』でデビューした。社名の由来は「名前を決める議論中にゆずサワーを飲んでいたこと」と「柑橘系のものを名前に入れると売れるような気がしたから」とのこと[1][2]。「チームエグゾーダス」は2007年10月31日をもって活動を停止し、ホームページも閉鎖された。
その後、Famishinから声をかけられた煎路が[1]、グラフィッカー不足を補うために「モドキさん」が入社[1]。
2015年12月31日をもって煎路が退社。今後は外注として関わっていくとされる[3]。入れ替わりでグラフィッカーの「中乃」と「トミフミ」が入社。
その後(入社時期不明)、新たな原画家として羽純りおが入社。更に2021年7月30日には全年齢対象の姉妹ブランド「ゆずソフトSOUR」[4]、音声ASMRブランド「YSMR」が始動[5]。ほぼ同時期(2021年10月[6])に新たな原画家「ほかん」が加わり、現在に至る。
週一のスタッフ会議で全員が企画書(A4用紙2、3枚程度)を出し、新作の場合はそのまま全員で数日間話し合い、まとまった企画を新作として発表する[1]。『ぶらばん! -The bonds of melody-』(Famishin)・『E×E』(天宮)・『夏空カナタ』(ろど)は企画立案者がそのままディレクターとなったが『天神乱漫 -LUCKY or UNLUCKY!?-』は、むりりんが企画を立案したものの「原画とディレクターの兼業は難しい」という理由で煎路がディレクターを務めた[1]。
アダルトゲームブランドとしては数少ない一度も発売延期を実行せずに開発を遂行している組織として知られている。その人気の高さから多くのユーザーからファンディスクの要望があるが「過去は振り返らない」という考えから、携帯ゲームに移植されてシナリオを追加した「天神乱漫」を除き、そのような措置は一切取らない方針を取っている[2]。
2011年10月末に公式サイトを全面リニューアル。ブログなどのコンテンツの参加にはTwitterのアカウントを介したユーザー登録が必須となった。その後も公式サイトは最新作の情報解禁のタイミングでマイナーチェンジが施されている。
この他、最新作が発売されるまでの期間にカウントダウンムービー[7]を公開している。他作品のパロディを数多く仕込んでいるなど、他社のそれとは一線を画しているのが特徴。
公式サイトに著作権ガイドライン[8]を掲載しており、動画配信や二次創作における利用範囲を定めている。
| # | 発売日 | タイトル | 原画 | シナリオ | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2006年7月28日 | ぶらばん! -The bonds of melody- | こぶいち、むりりん | 天宮リツ | |
| 2 | 2007年6月1日 | E×E(エグゼ) | |||
| 3 | 2008年5月23日 | 夏空カナタ | 天宮リツ、玉沢円 | ||
| 4 | 2009年5月29日 | 天神乱漫 -LUCKY or UNLUCKY!?- | むりりん、こぶいち セレビィ量産型(SD) |
天宮リツ、北川晴 | 本作品のみ、SD原画にセレビィ量産型を起用。 2010年3月25日にはPlayStation Portable移植版『天神乱漫 Happy Go Lucky!!』がラッセルより発売された[9]。 |
| 5 | 2010年12月24日 | のーぶる☆わーくす | むりりん、こぶいち こもわた遙華(SD) |
天宮りつ、北川晴、J・さいろー | ゆずソフトの5周年記念作品[10]。 本作品からSD原画にこもわた遙華を起用しており、現在に至るまで一貫してこもわたがSD原画を担当している。 2010年の美少女ゲーム年間売り上げランキングでは『Getchu.com』による集計で11位を獲得し[11]『Getchu.com』の美少女ゲーム大賞2010では総合部門で7位となった[12]。 |
| 6 | 2012年3月30日[13] | DRACU-RIOT! | 天宮りつ、姫ノ木あく、J・さいろー | 本作品以降、カウントダウンムービーは公式YouTubeチャンネルから投稿されるようになった。 2012年の美少女ゲーム年間売り上げランキングでは『BugBug』による集計で2位を獲得し[14]『Getchu.com』の美少女ゲーム大賞2012では総合部門で2位となった[15]。 | |
| 7 | 2013年7月26日[16] | 天色*アイルノーツ | 天宮りつ、J・さいろー、鏡遊、紺野アスタ | 2013年の美少女ゲーム年間売り上げランキングでは『BugBug』による集計で1位を獲得し『BugBug』の「2013年読者が選ぶ美少女ゲーム年間ランキング」では総合部門で5位となった[17]。 | |
| 8 | 2015年2月27日 | サノバウィッチ | 天宮りつ、保住圭、籐太 | 本作品以降、各ヒロインごとに異なるエンディング曲(ムービー)が流れるようになった。 | |
| 9 | 2016年7月29日 | 千恋*万花 | 天宮りつ、籐太、瀬尾順 | ||
| 10 | 2018年3月30日 | RIDDLE JOKER | 天宮りつ、砥石大樹、保住圭 | ||
| 11 | 2019年12月20日 | 喫茶ステラと死神の蝶 | 天宮りつ、かずきふみ、瀬尾順 | ||
| 12 | 2023年4月28日 | 天使☆騒々 RE-BOOT! | こぶいち、むりりん、ほかん、羽純りお こもわた遙華(SD) |
天宮りつ、かずきふみ、保住圭、安堂こたつ |
第6作『DRACU-RIOT!』の発売を期にニコニコ生放送(現在はYouTubeでも実施(一部通知・URL限定公開配信))で配信され始めた生放送番組。スタッフのろどが進行役となり、Famishinと煎路が裏方から進行を補佐していた[注釈 2]が、煎路の退社などもあり現在はろどのみで放送を行っている。
放送日は基本的に毎週金曜日。放送時間は新作発表から発売直後までの繁忙期(1期、3期、5期、7期)は午後9時半から、新作発売後から次回作発表までの閑散期(2期、4期、6期)は午後7時半から1時間。
正式名称は「ゆずソフトパラレルヒロインズ」。
2013年春から2014年9月30日まで稼働した、ゆずソフトの歴代作品のヒロインを扱ったソーシャルゲーム。プラットフォームはMobage。
ゲームそのものに性的な描写はないが、「Mobage」登録時の生年月日から自動逆算されて、18歳未満はプレイできない仕様になっている(「ゆず生」でのろど曰く「一部のイラストでボディの線がくっきりしちゃってる」)。
メインイラストレーターのこぶいち、むりりん、こもわた遙華に加え、多数のイラストレーターがゲストとしてイラストを提供している。また自社のキャラクターソングや、他社の雑誌の付録にスペシャルカードのシリアルコードを同封させたりといくつかコラボを実現している。