アイオン S(英: AION S)は、広汽アイオンによって製造・販売されているセダン型の二次電池式電気自動車(BEV)である。
本項では「アイオン S プラス」「アイオン S マックス」「広汽トヨタ・iA5」「広汽ホンダ・EA6」についても記述する。
アイオン S | |
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![]() アイオン S(2019年モデル) | |
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概要 | |
製造国 |
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販売期間 | 2019年- |
ボディ | |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
駆動方式 | 前輪駆動 |
パワートレイン | |
モーター | 永久磁石同期電動機 |
最高出力 | 100 kW |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,750 mm |
全長 | 4,768-4,805 mm |
全幅 | 1,880 mm |
全高 | 1,545 mm |
その他 | |
バッテリー容量 |
48.67 kWh 53 kWh 55 kWh 58.8 kWh |
2018年11月、広州モーターショーにて発表[1]、2019年3月に先行販売を開始[2]。アイオンブランドで最初のモデルで、第二世代GEPプラットフォームを採用している。
発売当初は、バッテリー容量58.8 kWh、最高出力184馬力、最大トルク300ニュートンメートルを発揮し、航続可能距離510キロメートルのモデルがラインナップされたが、のちに最高出力136馬力のモデルが追加された[3]。
モーターはニデック製のトラクションモータシステム「E-Axle」が量産車で初採用された[1]。
アイオン S プラス | |
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![]() フロント | |
![]() リア | |
概要 | |
別名 | アイオン・ES(輸出) |
販売期間 | 2021年- |
ボディ | |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
駆動方式 | 前輪駆動 |
パワートレイン | |
モーター | 永久磁石同期電動機 |
最高出力 | 150 kW |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,750 mm |
全長 | 4,810 mm |
全幅 | 1,880 mm |
全高 | 1,515 mm |
その他 | |
バッテリー容量 |
58.8 kWh 59.4 kWh 60 kWh |
2021年6月に「アイオン S プラス」を発売[4]。アイオン・Sをベースによりシャープなデザインを採用しアップデートしたモデル[5]。空気抵抗係数(Cd値)0.211を実現している。最高出力は204 HP、最大トルクは350 N・mを発揮する。
アイオン S マックス | |
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![]() フロント | |
![]() リア | |
概要 | |
販売期間 | 2023年- |
ボディ | |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
駆動方式 | 前輪駆動 |
パワートレイン | |
モーター | 永久磁石同期電動機 |
最高出力 | 100/150/180 kW |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,760 mm |
全長 | 4,863 mm |
全幅 | 1,890 mm |
全高 | 1,515 mm |
その他 | |
バッテリー容量 |
53.7 kWh 59.5 kWh 60 kWh 67.1 kWh 67.9 kWh |
2023年10月26日、「アイオン S マックス」を発売[6]。車内空間を拡張した派生モデルで[7]、上下に分離されたヘッドライトが特徴[8]。発売当初のラインナップには、最高出力204 HPまたは245 HPを発揮するモーターが搭載されている。
広汽トヨタ向けには「iA5」の名称で販売[9]。広州汽車のエンブレムを装備し[10]、アイオンSと比べてフロントとリアのデザイン、インテリアをわずかに変更している。
2022年3月1日、改良モデルを発表[11]。
広汽ホンダ向けには「EA6」の名称で販売[12]。2020年11月の広州モーターショーにて発表し、2021年3月10日に発売[13]。広汽ホンダとして初のBEVセダンとなる。広州汽車のエンブレムを装備し、フォグランプとテールランプにL型のデザインが取り入れられ、統一感のあるデザインとしている。