テムル・ブカ(帖木児不花、生没年不詳)は、元の宗室。テムル(帖木児)とも。
オンシャンの子。雲南王であった父が泰定元年10月24日(1324年11月11日)に梁王に進封されると、その後を嗣いで雲南王に封じられた[1][2]。泰定4年11月6日(1327年12月19日)、大叔父の泰定帝に召されて封地の雲南から上都に赴いた[3]。致和元年(1328年)の泰定帝没後に起こった天暦の変によって父オンシャンが命を落とすと、内乱終結後の天暦3年2月23日(1330年3月12日)にテムル・ブカは吉陽軍(現在の海南省三亜市西北)に流罪となった[4][5]。