フォクすけ (Foxkeh) は、Mozilla Japanがウェブブラウザ「Mozilla Firefox」の日本におけるプロモーション活動の一環として作成したマスコットキャラクターである。キツネをモチーフとしており[1]、さらにしっぽ全体が炎となっている。
2006年9月1日にMozilla Japanが行うMozilla Firefoxのプロモーション活動のマスコットキャラクターとして作成され、名前が公募された[2]。デザインは結城洋志(Piro)[3][4]。
約2週間の募集と審査を通し、同年9月19日、マスコットキャラクターの名称が「フォクすけ (Foxkeh)」に決定された[5]。
「フォクすけ」はキツネを表す英語である「フォックス (Fox)」と、日本人男性の名前の一部に見られる「すけ」(助・輔などが用いられる)を組み合わせた造語であり、柔らかいイメージを出すために「すけ」には漢字を当てずひらがな表記にしたとされる。ラテン文字での表記「Foxkeh」は、「フォクすけ」の発音にあわせた英語的な表記としている[6]。
フォクすけの画像は、「クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際」のライセンスのもとで公開され、同ライセンスに従って自由に使用することができる[7]。公開当初の権利者はMozilla Japanだったが、Mozilla Foundationが日本事業を直轄化する方針を示したことにより、Mozilla Japanの活動が終了したため[8]、現在は権利がMozilla Corporationに移管されている[9]。
また、Mozilla JapanではFirefox用テーマ[10]の一つとして「フォクすけ*テーマ」[11][12]を公開していた(現在は公開終了)。(バージョン3.5以降には未対応だが、有志により3.5(3.6でも動作するが一部未対応)対応版が公開された[1]。なお4.0以降には未対応)
なお、フォクすけはあくまでもプロモーション活動用のマスコットキャラクターであり、Mozilla Firefoxという製品自体のマスコットキャラクターではない。そのため、標準設定のFirefoxでフォクすけの姿が登場することはない[13]。
イラスト画像のフォクすけとは別に、フォクすけのぬいぐるみも作成されている。通常サイズのフォクすけぬいぐるみ[14]のほかに、巨大フォクすけ[15]も存在する。Mozilla 24など、Mozilla Japanが関わるイベントによく登場する。
2008年2月14日から同年3月31日にかけてFirefoxを紹介するためのキャンペーンとして「フォクすけぬいぐるみがもらえる! Firefox 紹介キャンペーン」が開催されていた[16]。