八木にんにくとは、秋田県横手市増田町八木地区で栽培されるにんにくの品種である[1]。品種名は八木。
成瀬川流域の肥沃な砂質土が栽培に適しており、江戸時代から代々受け継がれてきた伝統野菜である[2]。一般のにんにく品種と比較すると、外皮が赤みがかっており[1]、大玉で甘味が強い[2]。また、にんにく栽培中の弊害となる「トウ立ち」現象が発生しない[1]。成長したにんにくは主に薬味や調味料の素材として使用され、「青にんにく」と呼ばれる若芽は生食に利用することが可能である[1][2]。
八木地区の約8割の家庭で自家消費用に栽培されているが[2]、一般に販売している農家は稀である[2]。地元の朝市やスーパーで購入できる場合もある[3]。