攻め(せめ)は、戦争・試合やゲームにおいて対戦相手を攻撃して利を得ること。
相手の石を攻撃して利得を図ることを指す。必ずしも相手の石を取ることを意味しない。相手の石を挟撃する、厚みを活用する、根拠を奪うなど、様々なパターンがある。また、「美人は追わず」(苑田勇一)と言われるように、やみくもに追って逃がしてしまい逆に自分が薄くなることが最も戒められる。
攻めの強い剛腕家としては、加藤正夫、武宮正樹、井山裕太などが有名である。
黒1から5に打つと、白はこの部分だけで眼形を作ることができず、黒の攻めの対象になってしまう。
黒1のボウシで相手の進路をふさいで攻める。
黒1とケイマに迫り、白△の石を攻める。
白△の石を攻める際、黒1とコスミツケて白2と立たせ、黒3とハサむ手段が常用される。黒1で単に3とハサんだ場合、白aなどと隅にフリカワる余地を残す。黒1と白2の交換によって白を大きな石とし、捨てにくくさせて(重くして)攻める意味合いである。
白4までの石を直接追うのではなく、黒5から7と近くの石に「モタレて」打つ攻め方。この後、白aなら黒b、白c、黒dと運んで、上辺で利得を収める。