2020-21 V.LEAGUE

V.LEAGUEは2020年10月17日から2021年4月4日にかけて開催された、3回目のV.LEAGUEである。

V.LEAGUEとして3シーズン目となる。

前年同様、男子3ディビジョン・女子2ディビジョンで実施され、当年度は V1が男子10チーム・女子12チーム、 V2が男子11チーム・女子9チーム、 V3が男子のみ4チームでそれぞれ行われる^[1][2]。V・チャレンジマッチ（入替戦）については、ライセンス保持のレベルによる。なお、当シーズンは全ディビジョンにおいて1リーグ制で開催される。

新型コロナウイルス感染予防を配慮し、入場者数を50%に制限する「リモート50」での開催が目指されている^[3]。

東京五輪に向けての代表強化のため、V1は男女とも短縮日程とした^[3]。特に女子は大幅な短縮日程となり、V1終了後に代表メンバー以外が出場する大会として、Vリーグ機構主催で「V Cup」が開催される^[4][5]。リーグ戦と別に同機構主催のカップ戦が開催されるのは2002年以来である（当時は「V・カップ」の名義で開催）。

• 2019年
  • 10月24日：当シーズンのライセンス判定結果を公表^[6]。
• 2020年
  • 7月1日：当シーズンのリーグ編成と日程を発表（V2男子日程は「調整中」と表記され未発表）^[1][7][8]。
  • 9月4日：新型コロナウイルス感染症の流行の中、V2男子のトヨタ自動車サンホークス、警視庁フォートファイターズ、V3男子のトヨタモビリティ東京スパークル、アイシンティルマーレの計4チームのV.LEAGUE出場辞退が発表された^[2]。
  • 9月11日：V3男子2チーム辞退を受け、それを踏まえた日程が新たに発表された^[9]。
  • 9月23日：V2男子の日程が発表された^[10]。
• 2021年
  • 1月27日：V2女子のGSS東京サンビームズと千葉エンゼルクロスの残り試合出場辞退が発表された（感染症流行の影響で）^[11]。
  • 2月4日：V2女子のJAぎふリオレーナとフォレストリーヴズ熊本の残り試合出場辞退が発表され（感染症流行の影響で）、計4チームが辞退となり、総当たり数が3から2に変更となった^[12]。
  • 2月26日：V2男子の開催期間の終了日が3月7日から3月28日に変更となり、延長期間で、中止試合の再試合開催を模索すると発表した^[13]。
  • 3月17日：V2男子延長期間中にリーグ戦打ち切りが発表された^[14]。
  • 4月1日：4月3日、4日開催予定のV・チャレンジマッチ男子の中止が発表された（それに出場する大分三好ヴァイセアドラーのチーム関係者に新型コロナウイルス感染者が発生したため）^[15]。
  • 4月19日：中止となったV・チャレンジマッチを5月4日、5日の代替日程で開催と発表^[16]。

最終結果

順位	チーム	レギュラーラウンド					ファイナルステージ 結果
		順位	試合	勝数	敗数	勝率
1	サントリーサンバーズ	1位	34	31	3	0.912	1位
2	パナソニックパンサーズ	2位	36	29	7	0.806	2位
3	ウルフドッグス名古屋	3位	34	26	8	0.765	3位
4	ジェイテクトSTINGS	4位	34	23	11	0.676	-
5	東レアローズ	5位	33	17	16	0.515
6	JTサンダーズ広島	6位	36	17	19	0.472
7	堺ブレイザーズ	7位	36	17	19	0.472
8	FC東京	8位	35	8	27	0.229
9	VC長野トライデンツ	9位	36	4	32	0.111
10	大分三好ヴァイセアドラー	10位	36	3	33	0.083

最終結果

順位	チーム	V・レギュラーラウンド					V・ファイナルステージ
		順位	試合	勝数	敗数	勝率	出場ステージ	結果
1	JTマーヴェラス	2位	20	16	4	0.800	1-4位	1位
2	東レアローズ	1位	21	21	0	1.000		2位
3	NECレッドロケッツ	3位	20	15	5	0.750		3位
4	デンソーエアリービーズ	4位	19	12	7	0.632		4位
5	埼玉上尾メディックス	5位	20	12	8	0.600	5-8位	1位
6	岡山シーガルズ	6位	21	11	10	0.524		2位
7	日立リヴァーレ	8位	21	6	15	0.286		3位
8	久光スプリングス	7位	21	10	11	0.476		4位
9	PFUブルーキャッツ	10位	17	4	13	0.235	9-12位	1位
10	ヴィクトリーナ姫路	12位	21	4	17	0.190		2位
11	トヨタ車体クインシーズ	9位	21	6	15	0.286		3位
12	KUROBEアクアフェアリーズ	11位	20	4	16	0.200		4位

V・レギュラーラウンド

2021年3月7日時点で、未消化試合25試合中18試合を棄権チームの不戦敗、残り7試合を中止試合として打ち切り。（順位の決定基準：勝率→セット率→得点率→当該間の対戦成績）
出典：[1]

V・レギュラーラウンド

2021年3月6日時点で未消化試合18試合を残し打ち切り。（順位の決定基準：勝率→セット率→得点率→当該間の対戦成績）
出典：[2]

V・レギュラーラウンド

全日程終了。未消化試合6試合を残し打ち切り。（順位の決定基準：勝数→ポイント→セット率→得点率→当該間の対戦成績）
出典：[3]

男女とも、V1の下から2位とV2・2位、V1最下位とV2・1位がそれぞれ2戦方式で戦う^{[17][4][18][19]}

男子、女子それぞれにおいて、V2上位2チームがS1ライセンスを保有してない場合は入替戦を実施しない。上位2チームのうち1チームのみがS1ライセンス保持の場合、または、V1においてS1ライセンス不交付が決定したチームが発生した場合は、開催について別途定める。V2男子はS1ライセンスを保持するチームがヴォレアス北海道の1チームのみなので、ヴォレアス北海道が2位以上に入った場合のみV1男子10位と対戦する^[20]。

勝利数の多いチームが次シーズンのV1出場となる。1勝1敗の場合は以下の優先順位で次シーズンのV1出場チームを決める。

1. ポイントの高いチーム^{[注釈 1]}
2. セット率の高いチーム
3. 得点率の高いチーム

付与ポイントは以下の通り。

V2・V3間の入替戦は行わない。ただし、V3所属チームは、S2ライセンスを取得すれば、Vリーグ機構理事会の承認を得ることでV2に昇格できる。

2021年4月3日、4日に船橋アリーナで開催予定であったが、大分三好ヴァイセアドラーのチーム関係者に新型コロナウイルス感染者が発生したため、中止になった^[15]。

Vリーグ機構と当該チームの間で調整が行われ、5月4日、5日に三重県営サンアリーナにてリモートマッチ（無観客試合）で開催されることとなった^[21][16]。

V1男子10位 - V2男子2位以内

試合日程

2021年4月3日、4日に長岡市民体育館で開催される。

V1女子11位 - V2女子2位

V1女子12位 - V2女子1位

試合日程

V1・V2入替え

• 男子：V・チャレンジマッチ男子の結果により入替えはなしとなった。
• 女子：V・チャレンジマッチ女子の結果により入替えはなしとなった。

V3からV2に昇格

• 男子：S2ライセンスを取得した千葉ZELVA、クボタスピアーズ、奈良ドリーマーズの3チームがV2に昇格となった。

V2からV3に降格

• 男子：長野GaRons（ライセンスがS3に格下げとなったため^[22]）

V.LEAGUE参入

• 女子：S3ライセンス取得により、リガーレ仙台がV2参入となった^[23]。

（2021-22シーズンライセンス交付結果は2020年10月16日に発表された^[24]。）

• Vリーグ公式サイト