ACID(アシッド)は、MAGIXが開発するWindows用のデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)機能を持つ音楽製作ソフトである。
日本での販売・サポートはソースネクストが行う。
ループシーケンス機能を最初に実現したソフトであり、ループシーケンサーのパイオニア的存在、元祖といわれている[1]。
エクスプローラー画面からアシッダイズ(専用ファイル)化されたオーディオファイルをドラッグ・アンド・ドロップするだけでテンポやキーが調整され楽曲が作成出来るという、楽器の演奏経験や音楽理論を必要としない音楽ソフトとしてDTMに新風を吹き込んだ。
バージョンアップを重ねた現在、上位版ではMIDIやハードディスクレコーディングをサポートしデジタルオーディオワークステーション(DAW)システムへと進化している。
1998年にSonic Foundryから最初のバージョンが発売された。
2003年7月、Sony Pictures DigitalがSonic Foundryのソフトウェア事業部門を買収した[2]。
その後、Sony Pictures Digital Networks、Sony Media Softwareなどの社名を経て、Sony Creative Softwareとなる。
2015年4月21日、ソースネクストが日本国内販売の独占契約を締結。8月1日から独占販売を開始する[3]。
2015年6月18日、フックアップが日本における取り扱い、サポートを終了する[4]。
2015年7月8日、ソースネクストが過去バージョンの日本におけるサポートを開始する[5]。
2016年5月、MAGIXが買収した[6][7]。
- ACID PRO 2.0
- 1999年9月29日発売[8]。
- パッケージ版では英語・フランス語・ドイツ語・日本語をサポートし、ダウンロード版ではイタリア語も追加サポートしている[9]。
- ACID PRO 3.0
- 2001年5月3日発売[10]。
- ACID PRO 4.0
- 2002年8月19日発売[11]。
- 日本では2004年2月20日にフックアップから「ACID PRO 4.0 SF BUNDLE」が発売[12]。
- ACID Pro 5
- 日本では2005年4月15日にフックアップから発売[13]。
- ACID Pro 6
- 日本では2006年9月29日にフックアップから発売[14]。
- 2007年5月18日、「ACID Pro 6 Plus」として価格改定してリニューアル[15]。
- ACID Pro 7
- 2009年1月23日にフックアップから発売[16]。
- Windows Vistaに正式対応。
- ACID Pro 8
- 2018年5月15日にソースネクストから発売[17]。約9年ぶりのバージョンアップとなる。
- 同梱プラグインや素材はSONYからMAGIX製品などへ切り替わっている。
- ACID Pro 9
- 2019年8月21日発売[18]。
- 同梱ソフトなどが増えている上位版の「ACID Pro NEXT」「ACID Pro NEXT Suite」も同時発売された。
- ACID Pro 10
- 2020年4月23日発売[19]。
- 上位版は「ACID Pro 10 Suite」のみに。
- ACID Pro 11
- 2022年8月18日発売[20][21]。
- ACID Pro
- プロフェッショナル版
- ACID Pro Suite
- プロフェッショナル版に各種プラグインを追加収録、マスタリングツールを搭載
- ACID Music Studio
- コンシューマー版
デスクトップミュージック |
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収録 | |
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波形編集 | |
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音源・合成 | |
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エフェクト | |
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シーケンサー | |
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I/O及びAPI | |
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DAW |
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