Allegro Common Lisp開発元 |
Franz Inc. |
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初版 |
1986年 (38年前) (1986) |
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最新版 |
11.0
/ 2024年1月9日 (9か月前) (2024-01-09) |
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対応OS |
Windows (32/64-bit), macOS (Intel, 32/64-bit), Linux (32/64-bit), FreeBSD (32-bit), Solaris (x64, SPARC; 32/64-bit), UNICOS, UTS |
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プラットフォーム |
IA-32, x86-64, ARM, 68000, SPARC, X-MP, |
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対応言語 |
Lisp, Common Lisp |
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種別 |
コンパイラおよびインタプリタと |
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公式サイト |
franz.com/products/allegro-common-lisp |
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テンプレートを表示 |
Allegro Common Lispは、米Franz社によるCommon Lispの処理系、及び統合開発環境(IDE)である。
ANSI Common Lisp規格に準拠した代表的な商用の処理系のひとつで、豊富な付属ライブラリと、多機能な開発環境、高性能なネイティブコードコンパイラを備える。
1980年代中盤の米国Lisp市場は、Lispマシンを代表とするLisp向けハードウェアの専用マシンから汎用プロセッサによるワークステーションへと需要が切り替わりつつあったが[1]、Franz社は、汎用機であるVAX上で稼動するFranz Lispでシェアを伸ばしていた[2]。
1984年のCommon Lisp仕様の発表とほぼ同時期に、新興企業であるLucid社がワークステーション上のLisp環境として自社のLucid Common Lisp処理系をワークステーションのメーカーへOEM提供する戦略を取り、主要なワークステーションのメーカーのほぼ全てがLucid社のCommon Lispを採用するという事態になった[3]。
Franz社は事態を重く捉え自社のCommon Lispを新規に開発することを決定し、OEM先としてTektronixから契約を取り付け、1986年にTektronix 4400シリーズ用のCommon Lisp環境[4]として、Tek Common Lispがリリースされた[5]。
その後、Franz社は、Common Lisp処理系の稼動プラットフォームを拡大し、Extended Common Lisp (ExCL) という名称で販売した[6]が、バージョン3.0からAllegro Common Lispと名称を変更した[7]。
以降も、先進的な機能をCommon Lisp処理系に取り入れ、代表的な商用Common Lisp処理系として開発と提供が続いている[8]。
- 高水準のMOPサポート(AMOP仕様をフルサポート[9])
- ネイティブスレッドとSMPマルチプロセッシング
- Unicodeサポート
- 他言語インターフェイス(C、Java)
- Common Lisp処理系と統合されたオブジェクトの永続化システム(AllegroCache)(10.1より組み込み機能[10])
- Common Graphicsを基盤とした、マルチプラットフォームのルック・アンド・フィールGUIの実現
- 単体実行ファイル、シェアードライブラリ生成機能と、不要機能削除機能(ツリー・シェーカー)
- AllegroCache (10.1より組み込み[11])
- AllegroServe
- Allegro Prolog
- ELI (The Emacs-Lisp Interface)
- Flavors
- Allegro CL Runtime
- Allegro CLIM (CLIM 2.0)
- Allegro Composer (旧IDE)
- Allegro ODBC
- Allegro Presto (7.0以降サポートなし)
- DDE (Windows)
- OLE (Windows)
- jLinker
- Allegro Webactions
- AllegroStore (AllegroCacheの先行製品)
- ^ “Strategic Computing: Invisible Infrastructure p144.”. 2021年2月24日閲覧。
- ^ “The Evolution of Lisp: 2.11 Other Stock Hardware Dialects: 1980-1984”. 2021年2月24日閲覧。
- ^ “Patterns of software (Richard P. Gabriel): Part V. Into the Ground”. 2021年2月24日閲覧。
- ^ “TEK COMMON LISP PROGRAMMING LANGUAGE”. 2021年2月24日閲覧。
- ^ https://franz.com/about/company.history.lhtml
- ^ “ACM SIGPLAN Lisp PointersDecember 1987: Programming environments: Extended Common Lisp”. 2021年2月24日閲覧。
- ^ “ACM SIGPLAN Lisp Pointers July 1988: Programming environments: The Franz Inc. Allegro CL / GNU Emacs Interface”. 2021年2月24日閲覧。
- ^ “Allegro CL 10.1”. 2021年1月26日閲覧。
- ^ “A Survey of Current CLOS MOP Implementations”. 2021年2月24日閲覧。
- ^ “Allegro CL 10.1: Persistency built in, not a database add-on”. 2017年7月17日閲覧。
- ^ “Allegro CL 10.1: Persistency built in, not a database add-on”. 2017年7月17日閲覧。