FINDS Exo-Earths(英:Fiber-optic Improved Next-generation Doppler Search for Exo-Earths)とは、イェール大学のデブラ・フィッシャーが開発した視線速度法で太陽系外惑星を探すための分光器である。アメリカ・カリフォルニア州のハミルトン山にあるリック天文台の口径3m望遠鏡に設置されている。2009年から運用が始まり、ケプラー探査機が発見した惑星候補の追観測などを行った。
イェール大ではフィッシャーやJulien Spronck、カリフォルニア大学バークレー校のジェフリー・マーシーとともに既存の視線速度法での惑星捜索に用いられている分光器の性能を、地球サイズの惑星(Exo-Earths)検出を目標とする次世代の惑星捜索に向けて改善する試みを行っており、惑星協会からの45000ドルの助成を受けてFINDS分光器を製作した[1]。
分光器に観測する星の光を入れる際に従来装置はスリットを用いていたが、この装置は光ファイバーを用いることで分光の分解能が向上することを実証するための実験用に製作され、実際に精度の向上が確認された[2]。2015年には同タイプの分光器をハワイのケック望遠鏡に搭載し、観測精度の向上が確認された[3]。