開発元 | MakeMusic社 |
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最新版 |
27
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対応OS | Windows, macOS |
種別 | 楽譜作成 |
ライセンス | プロプライエタリ、一部フリー |
公式サイト | エムアイセブンジャパン |
Finale(フィナーレ)は、アメリカ合衆国のCoda社(現:MakeMusic)によって開発された楽譜作成ソフトウェア。
初期はMacintoshのためのソフトウェアであり、後のバージョンでClassic Mac OSと呼ばれるようになるオペレーティングシステム上で動作していた。現行バージョンはWindowsおよびmacOS上で動作する。日本語化および日本への輸入、販売はかつてイーフロンティアが行っていたが、2011年12月1日からエムアイセブンジャパンによって行われている。アマチュアからプロまで広く使用されている製品である。
2004以降のバージョンではより人間に近い再生が可能なヒューマンプレイバック機能 (Human Playback) を備えたソフトウェア・シンセサイザーによるPCM形式での出力をサポートしている。さらに、Finaleでは2006よりGarritanインストゥルメントが付属し、よりリアルな再生が可能となった。
楽譜の入力方法としては、マウスやキーボードのほかMIDI機器からの入力に対応し、また2001のバージョンよりMIDISCANという画像ファイル認識機能(OCRに似た機能)を搭載、2003でSmartScore Liteに名を変えたが、25以降は付属しない。2005以降のWindows版では直接イメージスキャナからの読み込みができるようになった。MusicXMLの読み込みにも対応。
ファイルの保存は独自の形式のほか、MusicXML形式への出力も可能。また2014年現在、TIFF・EPS・JPEG・PNG・PDFに対応している。一方、バージョン間の互換性は悪く、ファイルを保存したバージョンより古いバージョンで開けないのはもちろん、通常の方法では旧形式で保存するもできない。新バージョンで開くことはできるが、新旧の組み合わせによってはレイアウトが狂うことがあった。
初期のバージョンから、従来のコンピュータを用いない方法で出版された楽譜と同じような楽譜イメージを出力することができるよう、プリントアウトの完成度の高さに重点が置かれていた。そのためか特に初期のバージョンにあっては、音符の入力にいくつもの方法が提供されている一方で、さまざまな編集操作において、Macintoshのソフトウェアには珍しく直感的でない操作を必要とする作業が多かった。また、1990年代半ばまでのバージョンではマルチバイト文字に対応しておらず、日本語の入力に特殊な操作を必要としていた。
2024年8月26日に公開された公式ブログ記事において当ソフトの開発終了を発表した。2025年8月以降は テクニカルサポートを終了する予定であり、開発元であるMakeMusicはDoricoへの移行を推奨している[1]。
Finaleの簡易バージョンが提供されている。
(いずれもバージョン2021現在での記述である)
各簡易バージョンはフルバージョンに比べて廉価であるが、それぞれフルバージョンに機能制限をかけた形で提供されている。それは楽譜を記述したり、演奏する上での制約であり、単にファイルを読み込んで表示、印刷するだけならば特に問題はない。
以下に制約の一例を挙げる。簡易バージョンを購入する場合はこれらの制約に留意する必要がある。
なお、これらの簡易バージョンで飽き足りなくなった場合はより上位のバージョン(NotepadからPrintMusicやFinale)にトレードアップすることは可能である。
以下、単にFinaleという場合はFinaleフルバージョンを指す。