From Wikipedia (Ja) - Reading time: 3 min
LAWSON Wi-Fi(ローソン ワイファイ)は、かつてローソンが運営していた公衆無線LANサービスである。
KDDIの通信インフラを使用し、ローソンの店舗に無線LANの設備を設置し、スマートフォンを対象にインターネット接続サービスを提供するもので、当初は2012年3月末に先行して導入した約6,000店舗でサービスを開始し、2012年4月末までに一部の店舗を除く全国約9,000店舗でサービス提供を行う予定となっていた[1][2]が、準備に時間を要したため、開始が延期され[3]、同年4月6日より開始された。
LAWSON Wi-Fiを利用するためには、メールアドレスの入力をする必要がある。 なお上述のようにKDDIの通信インフラを使用しているため、本サービスに先行する形で2012年3月1日よりKDDIグループの公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」「Wi2 300」のアクセスポイントが開設されている。また、同年8月末までにNTTドコモの「docomo Wi-Fi」(2022年2月8日をもってサービス終了、2020年3月18日以降は同一SSIDでサービスを提供する「d Wi-Fi」が利用可能)、ソフトバンクモバイルの「ソフトバンクWi-Fiスポット」のアクセスポイントも設置された。これらのサービスの加入者もローソンの店舗に設置されたアクセスポイントを利用することが可能となる[4]。
これらの問題に対し、高木浩光は自身のブログの中で、「IDと電話番号や誕生日の組み合わせでログインできる物は不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)ではアクセス制御機能に該当せず、アクセス管理者による防御措置を講じるよう努力する必要がある」と指摘、ローソンだけでなく設備を提供しているワイヤ・アンド・ワイヤレスやKDDIに対してもプライバシーポリシーに不備があると指摘している[5]。
こうした指摘を受けて、ローソンでは2012年4月10日にログイン方式と規約内容を変更すると発表、ログイン方式については任意の番号によるパスワードを使用する方式に変更できるようにし、レシートに記載されるPonta会員IDの一部をマスキングする措置を講じるほか、利用規約上の禁止事項や利用記録の保存に関する記述の変更を行うとしている[6][7][8]。