開発元 | SDL Plc |
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最新版 | |
対応OS | Windows |
種別 | 翻訳支援ツール |
ライセンス | 商用 |
公式サイト | https://www.trados.com/jp/ |
Trados Studioは、一般的に「トラドス」と呼ばれる翻訳支援ソフトウェア。
元々はTrados社が開発した翻訳支援ツールであるが、現在は、RWS社より販売されている。
この1.と2.の文章は似ているが異なるため、置換のような処理では対応できない。しかしTrados Studioは類似候補を自動的に表示するため、1.の文章を一度翻訳し翻訳メモリに取り込んであれば、2.の翻訳時に「昨日1000円で買った」と表示される。そこで「2日前1500円で買った」と修正して翻訳が完了する。3.を訳す時は、2.との類似性がより高いため、1.の「昨日1000円で買った」ではなく、2.の「2日前に1500円で買った」と表示される。そこで3.の「4日前に1500円で買った」と修正して翻訳が完了する。
翻訳するのは人間でありTrados Studioではないため、機械翻訳とは本質的に異なるが、機械翻訳と接続し組み合わせての利用は可能である。
最新のTrados Studio 2021は、下記のファイル形式を含めて70種類以上のファイル形式に対応している
どのファイル形式でも、編集した直後のファイルは原文と訳文が混在するバイリンガルファイルという形式になっている。バイリンガルファイルは、SDLXLIFFファイル形式で保存される。これらのバイリンガル ファイルを訳文の生成機能にかけることにより、訳文のみが含まれる完成されたファイルになる。
Trados Studioには、いくつかのツールとアプリケーションが付属している。
世界銀行による2004年の調査によると、TRADOSの世界市場占有率は約75%、SDL SDLXがさらに10%を占めた[2]。
2006年のICL翻訳メモリ調査によると、SDL Tradosは全調査対象ユーザーの75%が使用している。51%がTRADOSを、さらに24%がSDL Tradosを使用している[3]。
Proz.com が2013年に実施した調査によると、73%の翻訳者がTrados Studioを持っている[4]。