ザ・ファーム | |
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出身地 | イングランド ロンドン |
ジャンル | |
活動期間 | 1984年 - 1986年 |
レーベル | |
旧メンバー |
ザ・ファーム(英語: The Firm)は、イングランド出身のロックバンド。1984年に、ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)、ポール・ロジャース(バッド・カンパニー)、トニー・フランクリン(ロイ・ハーパー・バンド)、クリス・スレイド(ユーライア・ヒープ)で結成したスーパーグループ。
ポールが自宅のスタジオでソロ・アルバム『カット・ルース』(1983年)を制作していた頃、ジミーがスタジオを訪れて一緒に曲作りを始め[2]、2人は1983年末に行われた「A.R.M.Sコンサート」のアメリカ公演でも共演し、両名ともスワンソング・レコードにいたこともあってバンド結成へ動く。
マンフレッド・マンズ・アース・バンドやユーライア・ヒープなどで活動してきたクリス・スレイドが、ドラマーに起用された。クリスによれば、ジミーから誘いを受ける直前にデヴィッド・ギルモアからツアー・メンバーとして勧誘されていたが、デヴィッドのツアーの仕事が終わるのを待ってもらえたという[3]。また、ベーシストはピノ・パラディーノが第一候補に挙がっていた[2][4]が、最終的にはロイ・ハーパーのバンドでジミーと共演したトニー・フランクリンが加入した。バンド名はクリス・スレイドのアイディアによる[5]。
1970年代に最も人気があったバンドのリーダーであるジミーの新バンドということから世界の注目を浴びたが、ハードロックというよりもシンプルなブルーズ・ロックでポールの色がよく出ていた。1985年にシングル「Radioactive」が全米28位を記録し、アルバム『ザ・ファーム』も全米17位に入った。ヨーロッパとアメリカでコンサートを開き、コンサートもFMで放送されて大好評であった。トニーのフレットレスベースも注目を浴びた。
1986年にセカンド・アルバム『ミーン・ビジネス』を発表して全米22位に入り、全米ツアーを最後に解散した。メンバーはそれぞれの活動に戻り、ジミーとポールはソロ、トニーは元ホワイトスネイクのジョン・サイクスと共にブルー・マーダーを結成した一方、クリスはAC/DCに加入した。