XP-80は、ローランドが販売していたミュージックワークステーションの型番・商品名である。大きな液晶画面と、4つのスライダー、ピッチベンド/モジュレーション・レバーなどが特徴である。
ローランドが、発売していたXP-50の上位版であり、ミュージックワークステーションXPシリーズの最上位版に位置づけられる。1996年に発売。LCDは、320×80のフルドットLCDが採用された。
- 音源部
- プリセット・メモリーは、音色の基本単位となるパッチが512音色、パフォーマンス(→パッチを組み合わせたもの)が64音色、リズムセットが8つ内蔵(他にもGM音色もあり)。これは、JV-1080を踏襲した音源ということになる。
- ウェーブ・エクスパンション・ボード(JR-JV80シリーズ)を最大4枚まで同時装着することが可能で、大量の波形データを元に、音作り出るだけでなく、プリセットのパッチ(演奏時に使う、音色の単位)も多く登録されており、音作りが苦手でも、演奏に使う音色が大幅に増える。
- シーケンサー部
- メインの16トラックに加え、100個のパターン・トラックを装備。記憶容量は6万音であり、これは、XP-50の約3倍に当たる。
- 仕様
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- 鍵盤数
- 76鍵(セミ・ウェイティドキーボード)
- 最大同時発音数
- 64音
- エクスパンション・ボードスロット数
- SR-JV80シリーズ用1スロット、SRXシリーズ用2スロット
- 波形メモリー容量
- 64MB(16bit リニア換算時)
- MFX数
- 3
- XP-80 MUSIC WORKSTATION 64voice 4×EXPANSION 取扱説明書